児童書として広く知られている「ちびくろサンボ」。劇中の印象的なシーンとして「虎が戦利品を奪い合って輪になって木の周りをぐるぐる回り、そのうち溶けてバターになってしまう」という場面を記憶している方は多いのではないかと思います。
そんな「ちびくろサンボ」のシーンをイメージして、ツイッターユーザーのナツミさん(@723221b)が虎のデザインを施したバターケースを制作。ファンアートとして作られたものですが、アイデア光るとてもかわいい作品に仕上がっています。
ナツミさんが作品を制作したのは正月に家に遊びに来る甥っ子に見せるため。しかし残念ながら甥っ子さんは風邪を引いてしまい、訪問は中止になってしまいました。「代わりに見てほしい」という思いで作品をツイッターに投稿したところ、5万件を超える「いいね」が寄せられるなど、大きな注目を集めました。
かわいらしい虎のデザインは年賀状用に購入したスタンプ。これをシール紙に押し、着色した後防水スプレーでコーティングを行い、もともと所持していたバターケースに貼り付けたもの。作り方はシンプルでありながら、デザインセンスの良さが光ります。
ツイートの返信欄には「欲しい」「真似したい」といった声も多く寄せられていますが、ナツミさん曰く「食べ物の保存容器として何度も洗浄に耐えられるような作品ではない」とのこと。同じ方法で作ってみたい方はあくまでイベントごとなどの一時的なものと考えておいた方が良さそうです。
ナツミさん自身、幼少時から「ちびくろサンボ」が好きで、大人になった今でも持っている絵本。甥っ子が遊びに来たときはよく読み聞かせており、とても気に入ってくれているのだとか。
今回は残念ながら甥っ子さんには披露できませんでしたが、風邪は無事に回復し次回の休日に訪問予定とのこと。作品を楽しみながら、おいしいパンケーキをたくさんふるまえると良いですね。
実家に泊まりに来る甥っ子に媚びたい一心でちびくろさんぼの虎がグルグル廻るバターケースを作ったんですが、風邪症状で来られないそうなので代わりに見てやってください pic.twitter.com/dVcbhmezdc
— ナツミ (@723221b) January 1, 2022
<記事化協力>
ナツミさん(@723221b)
(山口弘剛)