思いもよらぬ雪に見舞われた、2022年1月6日の関東南部。数年ぶりの積雪とあって、雪遊びをしたお子さんもいたかと思います。でも、手が冷たくなるし、きれいな雪玉もうまく作りにくいもの。

 おもちゃ作家の佐藤蕗さんは、台所のおたまを使って雪玉を作る様子をTwitterで披露。目からウロコの方法です。

 佐藤さんは家で簡単に作れるおもちゃを考案し、著書「ふきさんのシーズンおもちゃ大百科」などで紹介している作家さん。おたま(レードル)を使って雪玉を作る方法は「おたまでサクッと雪をすくったら気持ちよさそうだな、と思って」試してみたといいます。

積もった雪におたまを差し入れる(佐藤蕗さん提供)

 まずは降り積もった雪の中におたまを差し入れ、クルッとくり抜くようにすくい上げます。手で雪玉を作ろうとすると、この最初の形が整いにくいんですよね。

くり抜くようにすくい上げる(佐藤蕗さん提供)

 くり抜いた半円形の雪玉を別の場所に移し、さらにその下をクルッとすくい上げます。雪玉っぽくなってきたところで、おたまの曲面を活用して形を整えましょう。

下半分もすくい上げる(佐藤蕗さん提供)

 この時「ゆっくり丸めて、撫でるようにすると、つるつるきれいになります」と佐藤さん。固めようとするよりも、優しく撫でながら形を整えるのが良いようです。

おたまの曲面で形を整える(佐藤蕗さん提供)

 雪玉ができれば、今度は転がしながら大きくしていきましょう。合間におたまで形を整えていくと、よりきれいな球形に近づきます。アイスクリーム屋さんでコーンに盛り付ける際、ディッシャーで形を整えるのを想像するとうまくいくかも。

転がしながら形を整える(佐藤蕗さん提供)

 そのまま放り投げるのも楽しいですが、せっかくきれいな形になったのですから「雪うさぎとか、雪だるまを作るといいと思います」と佐藤さんは提案しています。手も冷たくならず、まんまる、ふわふわの作品が作れそうですね。

きれいに整った雪玉が完成(佐藤蕗さん提供)

 おたまの汚れが気になるようだったら、もう使っていない古いものを活用してもよさそう。今度雪が積もった時、試してみる価値はありそうです。

<記事化協力>
佐藤蕗(ふき)_おもちゃ作家さん(@fuki_fuki)

(咲村珠樹)