3Dブロックで構成された仮想空間の世界で物作りや冒険を楽しむゲーム「マインクラフト」。

 その世界から飛び出して来たような雪玉を作ったのは、Twitterユーザーのる~あさん。写真を投稿すると、7万件を超えるいいねが集まり、「めちゃくちゃ欲しい」「天才」などの声が寄せられ、絶賛されています。

 普段は京都の工業高等専門学校に通う学生さん。在学中に学んだ技術をいかし、3Dプリンターを駆使して二軸トゥールビヨンの複雑な仕組みの機械式時計のモデルから、愛知県の形をしたメリケンサックなどの面白くてユニークなものまで、学生クリエイターとして様々な作品を作り、Twitterに紹介しています。

愛知県の形をしたメリケンサック

 ある日、る~あさんは「なんか俺の世界だけ雪玉がマインクラフトなんやけど」とツイート。一緒に投稿した写真には、3Dブロックで出来ているようなカクカクした雪玉が写っています。本当にゲームの世界のものを現実の世界に持って来たかのようです。いったい、どのようにして作ったのでしょうか。

 実はこれ3Dプリンターを駆使して作ったもの。先ほどのツイートを引用リツイートする形で、「Adventurer3君で作った3Dプリンター製の型で作りました」「寝る前に思いついて朝には完成してる3Dプリンターは偉大」と種明かししています。

3Dプリンターを駆使

 る~あさんに話をうかがうと、寝る前に窓の外を見たら雪積もってたので、「面白いの作りたい」と思い、設計したそうです。設計には細かい工夫を凝らし、「細部までこだわって作った」と語ります。

 完成したら実際に投げてみたくなるもの。コメント欄にも「ゾンビに投げたい」と言う人もいました。その後のツイートで壁に向かって投げている動画も投稿。動画では投げた雪玉が「パァン!」と壁に当たってくっついています。る~あさんも「壁に当たった時の音がけっこう気持ちいいです」と雪玉の出来映えに満足している様子。

 これからもいろいろなものを作っていきたいと意欲に燃える、る~あさん。「次は機械式時計の模型を作りたい」と語っていました。どのような機械式時計の模型が出来上がるのか、完成が待ち遠しいですね。

<記事化協力>
る~あさん(@R0ue_N)

(佐藤圭亮)