クマのぬいぐるみをベビーカステラ風にしたカプセルトイ「ベビーくまカステラ」を作ったのは、テディベア作家のいとわたあめさん。

 くまの他にもうさぎやぱんだなど全部で5種類あり、すべてに布製の袋がついているので一緒にお出かけもできます。さらに袋には小窓もあり、中に入れたぬいぐるみが顔をのぞかせています。

 4月にウルトラニュープランニングから発売された「ベビーくまカステラ」(1回税込500円)は、ふわふわなフロッキー素材でできている小さなフィギュア。5月18日と19日に東京ビッグサイトで開催される「デザインフェスタvol.59」では、ベビーくまカステラのカプセル自販機も設置されるそうです。

 今回はベビーくまカステラの生みの親であるいとわたあめさんに、作品が生まれたきっかけやこだわりなどをインタビュー。ベビーくまカステラについて詳しくうかがいました。

4月に発売された「ベビーくまカステラ」

――「ベビーくまカステラ」が生まれたきっかけを教えてください。

 作品を初めて発表したのは、2021年7月ごろ。屋台の定番であるベビーカステラや可愛らしい様々な形のある人形焼からインスピレーションをもらい、手足頭が動かせるテディベア作品として制作したのが始まりです。

作品を初めて発表したのは、2021年7月ごろ

――「ベビーくまカステラ」は全部で5種類ありますが、カプセルトイになっていない作品もあるのでしょうか?

 作品として制作しているのは現在この5種類のみです。今後、干支にちなんだ作品も作ってみたいと考えております。

 また、ベビーくまカステラと同様のシリーズに「ポップコーンくま」と「ポップコーンうさ」という作品もございます。こちらも現在カプセルトイを製作中です!

「ポップコーンくま」と「ポップコーンうさ」

――「ベビーくまカステラ」を作る上でこだわった部分や大変だったことを教えてください。

 12センチほどの小さいテディベアを全て手縫いで制作しており、作り始めた頃は慣れていなかった細かい作業に苦戦しました。

 さらに足に刻まれている焼印風のアルファベットは、毛をカットして立体的に文字を浮かび上がらせており、切りすぎてしまわないよう神経を使う作業なので大変でもあり、こだわっている点でもあります。

――「ベビーくまカステラ」が購入した人にとって、どのような存在になってほしいと思いますか?

 ベビーくまカステラに限らず、テディベアは人の心や感情を柔らかく包んでくれる存在だと思っております。お迎えしてくださった方々のそばにそっといて、誰よりも味方でいてくれる存在になれたら嬉しく思います。

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 今後はベビーくまカステラの買い物バッグがカプセルトイになった「たべものくま おかいものバッグ」が、8月に発売予定。さらにベビーくまカステラ以外にも、フロッキー素材のカプセルトイを年内の発売を目指して監修中といういとわたあめさん。どんな可愛いカプセルトイが誕生するのか今から楽しみですね。

<記事化協力>
いとわたあめ 美桜さん(@itowataame
ウルトラニュープランニング株式会社

(佐藤圭亮)