ミツカンの公式X(旧Twitter)アカウントは8月15日、自社が13日に行った投稿がX上で物議を醸したことを受け、声明を発表しました。
同社は該当の投稿を削除し、「不快な思いをさせてしまいましたこと、心よりお詫び申し上げます」と謝罪しています。
■ 冷やし中華をめぐる投稿が波紋
問題となったのは、13日に投稿された冷やし中華に関する内容です。
「冷やし中華なんてこれだけでも充分美味しいです」という一文とともに、自社製品「冷やし中華のつゆ しょうゆ」のボトルと、具材がない麺だけの冷やし中華の写真が掲載されていました。
しかし、一部ユーザーからは「冷やし中華『なんて』」という表現が、作り手の労力を軽視・揶揄していると受け取れるとの指摘が寄せられる事態に。
■ 企画の背景には「暑い日でも、手軽にごはんを楽しんでほしい」
これを受け、ミツカンは15日の声明で「当社の8月13日の投稿により不快な思いをさせてしまいましたこと、心よりお詫び申し上げます」と謝罪。
投稿の背景については「暑い日でも、手軽にごはんを楽しんでほしいと、日々頑張っている人たちの後押しになったらという思いで、夏季休暇の時期に合わせて投稿を企画していたものでした」と説明しました。
さらに「結果として、見てくださった方々のお気持ちを害してしまったことを深く反省しています」、「皆様からのご意見を真摯に受け止め、今後は発信の内容により一層の注意を払い、運用に努めてまいります」と反省の意を述べています。
■ 受け止め方は賛否両論
なお、この謝罪に対しては「個人的にはユーモアがあると思った」「何が問題なのかわからない」といった、当初の批判とは異なる反応も寄せられています。
今回の一件は、SNSにおける表現や言葉選びが、意図にかかわらず受け手によって異なる受け止め方をされることを改めて示す事例となりました。SNSが生活に溶け込む中、発信する側には、意図と受け止めの差をできるだけ縮める工夫がこれまで以上に求められそうです。
この度、当社の8月13日の投稿により不快な思いをさせてしまいましたこと、心よりお詫び申し上げます。
当該投稿は、暑い日でも、手軽にごはんを楽しんでほしいと、日々頑張っている人たちの後押しになったらという思いで、夏季休暇の時期に合わせて投稿を企画していたものでした。…
— 【公式】ミツカン (@mizkan_official) August 15, 2025
<参考・引用>
【公式】ミツカン(@mizkan_official)
(ヨシクラミク)