牛丼チェーン店「すき家」は、4月4日午前9時より、約170店舗を除いて営業を再開。あわせて、一部店舗をのぞく全店舗で24時間営業を取りやめると4月3日に発表しました。

 4月5日からは毎日午前3時から4時まで、「集中清掃の時間」として営業を休止する1時間を設定。店内の衛生環境の改善と安全性の向上を目的に、新たな営業体制を導入しています。

 この対応は、鳥取南吉方店と昭島駅南店で相次いで異物混入が発生したことを受けてのものです。すき家は3月31日から4月4日までの間、害虫・害獣の侵入防止と駆除対策を行うために、一部店舗を除いて全店を一時閉店していました。

■ 鳥取南吉方店でのネズミ混入が発端

 問題の発端は、鳥取県の「鳥取南吉方店」にて、1月21日に味噌汁への異物(ネズミ)混入が発生したことにあります。すき家は、3月22日にこの事案を公表。

 続けて3月27日には第2報を発表し、当時速やかに当該店舗を一時閉鎖し、保健所への相談や、駆除施工の実施、異物侵入の経路調査などを行っていたことを明らかにしました。また、調査の結果、店舗の大型冷蔵庫の扉下部にあるゴム製パッキンのひび割れが、ネズミの侵入経路であった可能性が高いと報告されています。

■ 昭島駅南店でも害虫混入、全面改装へ

 一方、今回の発表の中では、3月28日に昭島駅南店で発生した異物(害虫)混入に関する調査結果を報告。現地調査および専門部署(グループ食品安全基準本部)による回収物の分析を行ったものの、異物混入の経路や具体的な原因の断定には至らなかったとしています。

 しかし、従業員による過去の害虫目撃情報や、その対策後も改善が見られなかったことから、当該店舗の衛生状態に起因した異物混入であると結論づけられました。このため、昭島駅南店は内壁の解体や機器類の入れ替えを含む全面改装を行い、環境整備完了後に営業を再開する予定です。

■ 約170店舗は引き続き対策実施のため再開延期

 営業を再開しない約170店舗についても、老朽化した設備の改修や厨房設計の見直しなどの衛生対策を実施してから再開するとしています。ショッピングセンター内など、当初は一時閉店の対象外だった店舗に関しても、順次閉店し同様の対策を進めていくと発表されました。

すき家公式HPのお知らせ

 すき家は、今回の対応を機に、全国の店舗における衛生管理体制を抜本的に見直し、信頼回復に向けて取り組みを強化するとコメント。「お客様の信頼回復に向け、引き続き害虫・害獣の外部侵入および内部生息発生撲滅のための対策に取り組んでまいります」と締めくくりました。

<参考・引用>
すき家【公式】(@sukiya_jp
営業再開と今後の対策についてのお知らせ
すき家に関する一部報道について(第2報)

(山口弘剛)