日々の暮らしのなかで、ふとしたとき改めて気づかされる「我が子の成長」。体が大きくなった、出来ることが増えた、という外面的な部分だけでなく、感受性や言葉の選び方からも感じ取ることが出来ます。
ただ時々……「どうしてその言葉を選んだ!」とツッコミたくなる、大人びた言葉を投げかけてきては、親をしばしば困惑&楽しませてくれることも。
「次男小5に『夏休み入るけど、毎日仕事で家にいなくてごめんね。寂しいよね、きっと……』と伝えたら『それは思い上がりだよ』と言われて私は」
こうつぶやいたのはツイッターユーザーの畑田さん(@hatake_mo)。小学5年生の次男くんは高校1年生の兄との2人兄弟。兄の影響もあってか、「たまに今回のようにどこかで覚えた大人びた言葉を使いたがり、意味が合っているのか自分でも分からず使うこともあります」とのこと。
畑田さんに当時の心境をうかがうと、やはり「ショックでした」と語っています。しかしながら、これには事情があり「少し前までは、寂しさからか仕事しないで家にいてほしいと言うような事を言われていたので」と、息子さんの急な成長を感じての寂しさからだったそうです。
筆者にも小学3年と幼稚園年長の娘がいますが、口が達者というか、とにかく出てくる言葉が豊富でとても驚きます。私が子どものときはテレビやマンガ、ゲームなどが主な情報源でしたが、今の子どもたちはこれらに加えて、YouTubeやSNSを始めとしたインターネットに触れる機会が増えているので、言葉の発達はより加速していると言えそう。
とはいえ小学5年生の口から「思い上がり」というパワーワードが飛び出す事態に、ネットでは多くの方が驚いた模様。
13万件を超える「いいね」が付けられた今回のツイートには「これはつらい」といった同情の声のほか、「小5ならたいがい親不在の方が喜びますね」と親が家にいないことをラッキーと捉えていたという声も寄せられています。こうしたコメントに畑田さんも「そんなもんか!とショックを受けた当時より気持ちが和らぎました」と、多くの体験談を見て落ち着きを取り戻したようです。
インタビューの最後には「小学5年ともなるとプチ反抗期で、本当は寂しくても強がりで言った、または本当に寂しさがなくなったのか。どちらにしても成長なので、今は切ないですがうれしくもあります」と子どもの成長を喜ぶコメントも。
この日仕事を終え、畑田さんが帰宅すると次男くんは全く寂しがっていなかったものの、うれしそうに出迎えてくれたそう。いなくても寂しくないけど、いてくれるとうれしい。もしかすると次男くんはこんな心境だったのかもしれませんね。
次男小5に「夏休み入るけど、毎日仕事で家にいなくてごめんね。寂しいよね、きっと…」と伝えたら「それは思い上がりだよ」と言われて私は。
— 畑田 (@hatake_mo) July 20, 2021
<記事化協力>
畑田さん(@hatake_mo)
(山口弘剛)