何もしたくない日でも、やっぱりお腹は空いてしまうもの。食事は簡単に済ませたいけど、もはや買いに行く元気もない……そんな時にオススメな「究極のズボラ飯」を、料理人の鳥羽周作さんがXで紹介しています。その名もTKG……ならぬ「TKP(たまごかけパスタ)」!
見るからに食欲をそそるのに、作るのはめちゃくちゃ簡単そう……ということで、今回はこの「TKP」を作って、手軽さ、おいしさを検証してみたいと思います。
■ 材料をサッと和えるだけ たしかにズボラ飯の名にふさわしいお手軽さ
用意する材料は以下の通り。
【材料】一人分
パスタ麺(1.7mm)……100g
3倍濃縮のめんつゆ……8g
無塩バター……5g
卵……1個
塩(パスタをゆでる用)……10g
お好みのふりかけ……適量
ふりかけに関しては、鳥羽シェフも調理例で使用している「瀬戸風味」、もしくは「のりたま」がおすすめとのことなので、今回はスーパーなどで簡単に入手可能な「のりたま」を使います。
1:パスタをゆでる
まずはパスタをゆでる準備をします。使用するパスタ麺が100gなので、お湯の量は1リットルとし、塩の量はその1%で10gとしました。
ゆで時間の目安は、パッケージに書かれている推奨時間通りに。沸騰したお湯にパスタと塩を入れたら、待っている間に別の工程を進めましょう。
2:パスタソースをつくる
耐熱容器に卵を溶いて、そこへめんつゆとバターをイン。
3:レンジで加熱
麺がゆで上がったら2のソースをよ~く絡めて、電子レンジ(500W)で「28秒」加熱します。
秒数が細かいですが、しっかりと見ていきましょう。秒数設定ができないレンジの場合は、スマホなどのストップウォッチ機能を使うと便利です。
4:ふりかけをかければ完成
温め終わったらレンジから取り出し、仕上げにふりかけをかければ完成。特別難しい手順もなければ、包丁の使用もなし。
材料をサッと和えるだけという工程は、たしかに「ズボラ飯」の名にふさわしいお手軽さでした。耐熱容器をそのまま器に使える点も、洗い物が減って◎です。
■ 混ぜれば混ぜるほどおいしい まさにTKP
さて、肝心のお味の方はいかがでしょうか。フォークに絡めてひと口食べてみると……お、おいしい!めんつゆとバターが卵と絡み、やさしい和風味に仕上がっています。
ポイントはやはり、ふりかけでしょうか。なしでもおいしいのでしょうが、それだけだと味がぼやけてしまいそうなところを、ふりかけの海苔とたまごの香りとコクが絶妙にマッチし、良いアクセントになってくれています。
全体を混ぜれば混ぜるだけおいしくなる点は、TKGと共通していると言えそう。カンタン調理ながら、満足感も高いので、やる気が起きないけどお腹が空いた時にはまさにぴったり。
別のふりかけを試してみるなど、アレンジの余地がある点も、このレシピの優れているところと言えるかも。次回は鮭ふりかけやおかか、しそ味などを使って作ってみたいと思います。
究極のズボラ飯
TKP(たまごかけパスタ)1.7mmのパスタ100gを塩分濃度1%のお湯で茹で
その間に耐熱ボウルに卵を溶いて
3倍濃縮のめんつゆ8gと無塩バター5g茹で上がったら卵とよく絡めて
500Wで28秒加熱したらしっかり混ぜる上からお好みのふりかけをかけて完成
やる気が全く出ない時はこれ… pic.twitter.com/i8B4WfzjHr— 鳥羽 周作 (@pirlo05050505) February 12, 2024
<記事化協力>
鳥羽 周作さん(@pirlo05050505)
(山口弘剛)