X(Twitter)のエンジニアリングチームが情報発信を行っている公式アカウント「Engineering」は6月12日、すべてのユーザーに対し今週中に「いいね!」を非公開にする、と発表しました。

 理由については「プライバシーをより適切に保護するため」としています。現状では、自分が「いいね!」した投稿は、プロフィール欄のタブから、すべてのユーザーが見ることができますが、今後はこれが閲覧不可となります。

 また、投稿には箇条書きで次のようにかかれています。

― 自分が「いいね!」した投稿は引き続き確認できます。(ただし、他の人からは見られなくなります)

― 自分の投稿についた「いいね!」の数は、引き続き通知に表示されます。

― 他人の投稿に対して誰が「いいね!」したかは見られなくなります。

― 投稿者は自分の投稿に誰が「いいね!」したか確認できます。

 つまり、投稿の「いいね!」の数はこれまで通り表示されますが、誰が「いいね!」したのかが見られなくなる、という仕様変更が行われるということ。ただし投稿者に限っては、誰が「いいね!」したのかはこれまで通り確認できるそうです。

 突然の一報に、多くのXユーザーが反応。「いいね!」していることが投稿への賛同と捉えられ、批判の引き金となることも度々起きていた為、その懸念はなくなるでしょうが、一方で「いいね!」欄からお気に入りのユーザーをたどっているという使い方をしていた方も。賛否の声が多数寄せられ、「非公開化」「イーロン」といった関連ワードがトレンド入りしています。

 また、「再度いいねを公開仕様にする気がする」「これは罠だ」といった声も。確かにX(Twitter)の仕様はコロコロ変わります。今回仕様が変更になったからといって、これまで「いいね!」していなかった投稿にむやみやたらと反応することは、やめておいた方が良いかもしれません……。

<参考・引用>
Engineering(@XEng

(山口弘剛)