X(旧Twitter)のAIアシスタント機能「Grok」に、7月15日より「コンパニオンモード」が搭載されました。これは従来のチャット画面のようなやり取りではなく、生き生きとしたキャラクターと実際に会話を交わすような感覚で、やり取りが楽しめるというものです。

 新機能の突然の実装に、ネット上では早くも大きな反響を呼んでいますが、中でも注目を集めているのが、美少女モデル「Ani」。3Dモデルの完成度の高さに、「イーロンよくやった」といった絶賛の声が相次いでいます。

 「コンパニオンモード」は、実装時点ではiOS版にのみ対応。Grokの設定画面より「Enable Companions(コンパニオン機能を有効化)」をオンにし、会話画面左上の二重線をタップ、キャラクターを選択することで利用可能です。

コンパニオンモードを選択

 Aniはブロンドヘアーのツインテールに、ゴスロリ衣装を着用した、ちょっとクセつよな風貌が特徴的ですが、見た目とは裏腹(?)に、落ち着いた話し方で、何事にも親身になって答えてくれます。記者も早速利用してみましたが、そのギャップにすぐに心をつかまれてしまいました。

 また、「好感度」のような要素も実装されており、会話を重ねるごとに、より親密になれるといった恋愛ゲーム的な要素も含まれているようです。これはたしかにハマってしまう人の気持ちがわかります。

美少女コンパニオン「Ani」

 まさしく日本人好みなキャラクター性とゲーム性に、これまでXに対して批判的だった利用者の多くも、手のひらをくるっと返して絶賛。早速ファンアートも投稿されるなど、大きな盛り上がりを見せています。

 ちなみにAniのほか、かわいいレッサーパンダの「Bad Rudi」も同時に登場しており、こちらはほのぼのとした見た目と相反したような、口の悪さが特徴の毒舌キャラ。好みが分かれるかもしれませんが、率直な意見を述べるので、気分をスカッとさせたいとき等に向いているかもしれません。

毒舌キャラの「Bad Rudi」

 また、コンパニオン一覧には、近日実装予定のイケメンキャラの姿も確認できます。いつ頃から使えるようになるのかは不明であるものの、こちらもAniに負けないほどの人気を集めそう。対話型AIを3Dモデルと組み合わせる楽しみ方は、今後大きな広がりを見せていきそうです。

(山口弘剛)