山も森も海も全部そろっている山口県のPRの一環として、第35回全国都市緑化やまぐちフェア「山口ゆめ花博」が、第35回全国都市緑化やまぐちフェア実行委員会事務局の主催で2018年9月14日(金)から11月4日までの期間で開催されます。それに先駆けて、山口県、福岡県、広島県の3県では2018年7月25日(水)より「山口ゆめ花博」のPRCMが放映開始されます。
このCM、ローカル感あふれまくっていて、全国のテレビでは見られないのが残念過ぎるくらい。残念ながら放映地域でない方のために紹介すると、まずは山口に在住の母ひさえさんが登場し、ビデオレター風に福岡で暮らす息子のひろあきさんに向けて呼びかけています。
「ひろあき~ 山口ゆめ花博がはじまったら家族でおいでや~」「カワイイ私とキレイな1,000万の花が待っちょるよ~」とひさえさん、めっちゃ笑顔でこれでもかとばかりにぶりっ子感を前面に押し出しています。……が、後に続く「まだできちょらんけど……」で今までの元気が吹っ飛び、しょぼん加減。そして画面には「絶賛工事中」の文字が。工事は間に合うのかなぁ、大丈夫かなぁという、母の一抹の不安もビデオレターにしたためられているのでした。
そして福岡に在住の息子ひろあきさん、この母の猛烈なぶりっ子アピールとともに送られてくるスマホのメッセージに辟易している様子で、母にビデオレターで返信しています。いわく、
「お母さ~ん 山口ゆめ花博が凄かとは分かったけん。毎日嫌がらせんごと情報ば送らんで~」というお願いに至ったそのスマホには、母ひさえさんからの、やっぱり猛烈なメッセージ連打の嵐。確かに、「いいよ山口ゆめ花博」「凄すぎ!!」「おーい」「見て!」。からの、「既読にならない」のかまってちゃんぶりが何ともいじらしさを感じさせるような……ってちょっと待って。その下に送っている画像、全部が竹で作られているという「竹コースター」じゃないの!そして、スマホ画面から再びカメラは息子のひろあきさんに。
「楽しみがなくなるけん」。これ、確かに会場でびっくりしたいかも。竹でできたレールの上を滑り走る竹のワゴンのコースター。どんな振動なのかどんな音なのか、これ以上は現地で体験してみなきゃ!!それにしてもひろあきさん、だいぶ博多弁に染まっている様な……。
さらにビデオレターを模したCMは、もう1組家族が登場します。「ゆりかちゃ~ん」と孫に向けてとカメラに手を振っているのは山口在住のみつこさん。「山口ゆめ花博は小学生未満、入場無料!グルメに足湯にイベントもたくさん!」と、ちびっ子に大人気の予感しかない竹コースター(絶賛工事中)の映像。さらには「言わされてる感半端ないけど、こんなバイトなんよ~」え、それ、ぶっちゃけていいやつなんですか、みつこさんっ???
そしてそのお返事のビデオメールは、広島在住のゆりかちゃんと母のぶよさんから。ゆりかちゃんがカメラに向けて可愛い笑顔で両手を振りながら、「ばぁ~ば 山口ゆめ花博のCM見たよ~ 日本一の竹のコースターもいいけどごちそうも食べさせてね!」と言葉を切るか否や、母の方に体を向け「って、ママに言わされてます!」と少し怒り気味にカミングアウト。バラされちゃった母のぶよさん、「テヘッ」とお茶目さんに……ごまかせたかな?
そんな訳で山口県山口市の海に面した山口きらら博記念公園で開催される秋の大イベント「山口ゆめ花博」。入場料は、有料エリアのみ大人の当日が1200円(前売900円)、高校生の当日が800円(前売 600円)、小・中学生の当日が600円(前売 500円)、小学生未満無料となっています。入場時間は有料エリアが9:00-21:00、無料エリアが9:00-17:00まで。
秋の行楽シーズンに、海も山も森も満開のお花畑も、そしてハイジの気分になれるかもしれない巨大ブランコも、全子供が楽しめそうな8つのゾーンでのびのび楽しめる「山口ゆめ花博」、どうか、子どもたちのためにも間に合うように頑張れ~!
そういえば、2組目のビデオレターに出てきた山口のみつこさん。県内の人にしか気が付かないイントネーションだったの皆さんお気付きでしょうか?「や」に強くアクセント置く言い方って「山口市内」を指していて、やまぐちの「ま」に軽くアクセントをおく一般的な言い方は山口市外の方を指すんですって。山口市生まれの筆者父も山口の親族も言っていたからこれって間違いない、ハズ……!
情報提供:山口県、第35回全国都市緑化やまぐちフェア実行委員会事務局
(梓川みいな)