細かな粉じんもしっかりキャッチ!吸引力がウリの掃除機ですが、吸ってしまうとヤバいものも意外と多くあります。そのうちの一つを吸い込んでしまったが為に、数年にわたりそのにおいに包まれて過ごす事になった、という話がツイッターで話題になりました。

 「昨日砂糖を盛大にひっくり返した私ですが、これまで色んな粉をひっくり返し学んだ教訓をお伝えしたい。 『カレー粉は掃除機で吸うべからず』 カレー粉を一度吸い込んだが最後その掃除機は息絶えるその日まで一生掃除する度にカレー臭。フィルターを洗っても無駄です。いいですかカレー粉は掃(文字数」と、ここで文章は途切れていますが……においの強いものを掃除機で吸い込んでしまうと、その後何やってもそのにおいが染みついてしまうのです……。

 このツイートを投稿した林めぐみさんの家の掃除機ですが、「数年間カレー臭を家中に振りまき、去年惜しまれつつ引退しました(´・ω・`)」との事。数年間にわたっての、カレー臭に包まれながらのお掃除、心中察せざるを得ないです……。

 そしてこのツイートには色々と有益な情報も寄せられています。吸ってはいけないものの例を挙げていくと、「龍角散」「パクチー粉末」「正露丸」「粉チーズ」「太田胃散」「コーヒー」「にんにく」「カメムシ」などなど……。砂糖と塩も多量に吸い込んでしまうと、中で水分と共に固まってしまうので吸ってはいけないもの扱い。また、小麦粉や片栗粉などを大量に吸い込むのも、細かな粉もフィルターの目詰まりが起こり、故障の原因となるようです。

 逆に、粉末ほうじ茶の粉を吸ったらお茶のいい香りに包まれた、洗濯用香りづけ剤を吸い込ませていい香りのなか掃除をしている、入浴剤の粉末で森林浴の香りに……といった体験談も。

 基本的に、各メーカーの掃除機の取扱説明書にはフィルターの目詰まりや異臭の原因の元になるとして、多量の粉末、ペットの排せつ物が付着したもの、水や液体、湿った物などを吸わせたりしない事を明記しています。要は、においの強いものを吸い込まない、多量に粉末を吸い込まない、乾燥したものだけを吸う、を守ればいいわけですが……。こうして考えてみると、意外と吸い込んだらNGなものって多いですよね。

 実は筆者も掃除機でやらかしたクチ。カーペットに猫が魚粉をぶちまけておりまして……。辺り一面、においが魚。幸い、洗濯できるカーペットだったのですが、毛足がややあるヤツで、その場でひっくり返してある程度落とす事もままならなかったので仕方なく掃除機で吸いこんだんですよね。量もそこまで多くなかったし。で、ざっと掃除機をかけてから洗濯機で洗って、部屋の中の魚粉のにおいは取れたのですが、今度は案の定掃除機から……。掃除の度に魚粉の香りに包まれています。強烈なにおいのものでなくてまだマシだったのかと考えつつ……。みなさんも、においの強いものをこぼした場合は充分にお気を付けくださいね。

<記事化協力>
林めぐみさん(@megumeimusic)

(梓川みいな)