奈良で営業する『ならまち菓子工房プティ・マルシェ&ぷちまるカフェ~』さんの「古墳ケーキ」が、今じわじわと全国から熱い視線を集めています。

 この古墳ケーキ、チョコクリームを使った本格3段築成の前方後円墳で、外はメレンゲの円筒はにわに囲われ、中には勾玉(カシューナッツ)や、土器片(ピーカンナッツ)が埋蔵されています。別売りの発掘スコップ型スプーンで食べると、発掘気分も楽しめ、味は奈良で人気のケーキ屋さんとあって折り紙付き。

 価格はミニケーキ1基500円とお手頃で、「宮内庁の発掘許可がいらない!!」と全国の古墳好きが喜んで買っていくそうです。

 このケーキ元々は、3年前に店主の中島さんの友人が奈良に店をオープンする際、古代奈良好きの友人のために古墳型の大きなケーキを作り開店祝いで贈ったのがきっかけなんだとか。その時の写真がTwitterで話題になり、何度か誕生日ケーキとして注文を受けるようになったそうですが、去年の正倉院展期間中の限定でミニサイズの古墳ケーキを販売したところ、再びTwitterで大きな話題に。

 ただ、あまりにも手間のかかるケーキのため、1日にわずかしか作れず、期間中食べられない人が続出。そのため、現在でも毎月第2日曜日に限定して販売を継続しているそうです。
ちなみにそれでもかなりの人気商品のため、店主の中島さんによると「予約がベター」との話。

 ミニサイズの古墳ケーキは月に一度の限定発売ですが、4号以上の大型古墳ケーキであれば、通常の誕生日ケーキ同様、事前注文すればいつでも作ることができるそうですよ。また、箸墓古墳モデルなど古墳を指定したい場合にも、可能な限り応じてくれるそうです。

 最近では、閑散期に限り単発のイベントとして「古墳ケーキ作り」のワークショップを行っており、ちょうど5月30日(金)に行われる「奈良きたまちWeek」というイベントで第2回が開催されるそうですよ。参加者は、用意されたパーツを組み立てるだけなので、製菓技術は必要なく、埋蔵品も好きな物を好きなだけチョイスできるとのこと。

 開催は10時~、13時~、15時~の3回で各回定員は8名。参加費は1800円で、古墳ケーキ1基、ドリンク、金の発掘スコップスプーン、お土産つき。参加申し込みは専用の予約ページ(http://www.furukoto.org/tobidasefurukoto.html)からになってます。

協力:
ならまち菓子工房プティ・マルシェ&ぷちまるカフェ~
〒630-8362 奈良市東寺林町22/Twitter:@petit_marche