おたくま経済新聞

ネットでの話題を中心に、商品レビューや独自コラム、取材記事など幅広く配信中!

自衛隊とアメリカ軍は美しい島々を守れるのか!?『最前線 尖閣・沖縄 完全分析 自衛隊・アメリカ軍全戦力』

update:

サムネール尖閣そして東シナ海において活動を活発化させる中国。彼らの領土的野心は尖閣諸島から沖縄本島までを狙っていると言われている。

対して、沖縄には極東最大規模のアメリカ軍が展開し、さらに「離島防衛」の号令のもとで自衛隊の戦力拡充が進んでいる。


  • 【関連:陸上自衛隊、『平成25年度年間イベント計画』を発表。今年も8月は「富士総合火力演習」実施】
     

    いまや日米中の〝最前線〟となった沖縄で日米両軍はどのような戦力を配備し、どのような能力があるのか?そして中国の侵略にどう対処するのか?

    そんな疑問に答えるべく、株式会社ホビージャパンから『最前線 尖閣・沖縄 完全分析 自衛隊・アメリカ軍全戦力』が3月30日発売された。

    本書には現地取材による貴重な写真が紹介されているのは勿論、「ヒゲの隊長」佐藤正久 防衛政務官や、太平洋陸軍司令官フランシス・ワーシンスキー中将、第18戦闘航空団司令官マシュー・モロイ准将、普天間基地司令ジェームズ・フリン大佐らの日米双方のトップ独占インタビューも収録されている。

    他に興味深いのは、「自衛隊・アメリカ軍沖縄全戦力分析」と題し、陸上自衛隊 第15旅団、アメリカ海兵隊 第Ⅲ海兵遠征軍、航空自衛隊 南西航空混成団、アメリカ空軍 第18戦闘航空団という、最前線の防衛実務を務める組織を徹底分析している点。あまり広く知られることのない彼らの活動やその戦力が紹介されるのは貴重ともいえる内容。

    アイアン・フィスト オスプレイ 佐藤防衛政務官

    戦争が集結して半世紀以上。今の日本では「戦争」という事態はは映画やテレビの中だけの出来事として、どこか他人事に感じている人も多いのではないだろうか?
    しかし近年、日本を取り巻く環境は日本人の感じるそれ(平和ボケ)とは異なり、一触即発の空気を含んできている。

    このまま永遠に平和が続けば良い―。そう願って止むことはないが、「もしも」が発生した場合には何が起こり、誰が何をしてくれるのか?
    どうか「戦争」を遠い国の出来事とは思わず、その「もしも」に備え、命がけで働く彼らの姿。そして現在の防衛のあり方を本書を通じ、一人でも多くの人に知ってもらいたいと思う。
     
    ――最前線 尖閣・沖縄 完全分析 自衛隊・アメリカ軍全戦力
    表紙
    定価:1,200円(本体1,143円)
    装丁:B5判・100ページ
    雑誌コード:68145-63
    ISBN:978-4-7986-0470-1

    特設ページ http://hobbyjapan.co.jp/saizensen/

    あわせて読みたい関連記事
  • 防衛省、観閲式など原則中止 厳しさ増す安全保障環境を理由に
    ニュース・話題, 宇宙・航空

    防衛省、観閲式など原則中止 厳しさ増す安全保障環境を理由に

  • 自衛隊経験者ならピンとくる!?営内にあるベッドをDIY「ぐっすり寝れそうダナー」
    インターネット, おもしろ

    自衛隊経験者ならピンとくる!?営内のベッドを自室にDIY「ぐっすり寝れそうダナー…

  • 自衛隊東京地本の「ペットボトル運搬術」を実践 面白動画についても聞いてみた
    ライフ, 雑学

    自衛隊東京地本の「ペットボトル運搬術」を実践 面白動画についても聞いてみた

  • 画像提供:自衛隊東京地方協力本部公式X(@tokyo_pco)
    宇宙・航空

    東京地本が「自衛官のメイクアップ動画」公開!!ってそれ……カモフラージュメイクじ…

  • 画像提供:海龍 Southさん(@UJnzoW9PQXruIFF)
    インターネット, おもしろ

    息子から届いたプレゼントは南極の氷10キロ 「冷凍庫に入らない」と嬉しい悲鳴

  • 画像提供:自衛隊鹿児島地方協力本部
    インターネット, びっくり・驚き

    自衛隊のイベント告知に「志布志ゲシュタルト崩壊」と総ツッコミ 志布志市志布志町志…

  • メキシコ料理店「マイクス」で人気のタコサラダに入ったモントレーファヒータ
    宇宙・航空

    アメリカ軍人に人気のメキシコ料理店「マイクス」に行ってきた

  • バッグクロージャーを鹿児島県に見立てた地図(自衛隊 鹿児島地方協力本部提供)
    宇宙・航空

    パンの袋留める「アレ」が地図に早変わり 自衛隊鹿児島地本の艦艇一般公開告知

  • まるで第1空挺団が占領下の街を奪還しじきたように見える光景(Houndさん提供)
    インターネット, びっくり・驚き

    占領下の街を救いに来たみたい!第1空挺団の降下を離れたところから目撃

  • 自衛隊熊本地方協力本部の災害ライフハック(自衛隊熊本地方協力本部提供)
    宇宙・航空

    缶切りがない時はコンクリートでこすれ 自衛隊熊本地本の災害ライフハック

  • おたくま編集部Editor

    記事一覧

    おたくま経済新聞・編集部による監修or執筆

    ▼こちらのライターの最新記事▼

  • 「ウォーキング・デッド」特化オークションが初開催 総額3億円超の落札集まる
    エンタメ, 映画

    「ウォーキング・デッド」特化オークションが初開催 総額3億円超の落札集まる

  • ヤマト運輸、「当日配送サービス」開始 同一都道府県内運賃も新設
    企業・サービス, 経済

    ヤマト運輸、「当日配送サービス」開始 同一都道府県内運賃も新設

  • 嵐・四宮社長が偽アカウント多発に注意喚起 「来年のツアー用新アカウントの予定もなし」
    エンタメ, 芸能人

    嵐・四宮社長が偽アカウント多発で注意喚起 「来年のツアー用新アカウントの予定も現…

  • カレーシチューに、フレンチサラダ、本当にまずかった脱脂粉乳他(2300円)
    イベント・キャンペーン, 経済

    昭和の“たのしい給食”が期間限定で復活 脱脂粉乳まで再現した「絶滅危惧食フェア」…

  • 新商品「うまかっちゃん<濃厚新味 あごだしとんこつ>」
    商品・物販, 経済

    焼きあごの香ばしさと細カタ麺の共演 「うまかっちゃん<濃厚新味 あごだしとんこつ…

  • 北海道産のチーズを2種類使った秋冬限定フレーバー「かっぱえびせん 北海道Wチーズ味」
    商品・物販, 経済

    北海道産チーズのW使い!「かっぱえびせん 北海道Wチーズ味」がこの秋登場

  • トピックス

    1. 汗冷え対策は「ヒートテックの下にエアリズム」 ユニクロ公式発の裏ワザが再び話題

      汗冷え対策は「ヒートテックの下にエアリズム」 ユニクロ公式発の裏ワザが再び話題

      屋内と屋外で寒暖差が大きく、着る服に悩みがちなこの季節、SNS上で「エアリズムの上にヒートテックを着…
    2. 「ドラクエ7リメイク」にキーファ再会エピソード追加 衝撃展開にSNSでは「恨み節」も

      「ドラクエ7リメイク」にキーファ再会エピソード追加 衝撃展開にSNSでは「恨み節」も

      2025年11月12日午前7時に配信された「State of Play 日本」にて、「ドラゴンクエス…
    3. アカウント1の投稿

      【前編】それでも私は、書くことを選んだ―― Temu不審アカウントに挑んだ無名記者の記録

      ある日の調査作業の過程で、SNS「X」上において、急成長中の越境EC大手「Temu」のサポート担当を…

    編集部おすすめ

    1. 床掃除はおまかせ!「モップ機能つき生ルンバ」と化すビションフリーゼがかわいい

      床掃除はおまかせ!「モップ機能つき生ルンバ」と化すビションフリーゼがかわいい

      頭をぐりぐり動かしながら、床の上を滑っていく1匹のワンちゃん。飼い主さんが「モップ機能つき生ルンバ」と呼ぶビションフリーゼ・せとくんの動画が…
    2. 工場労働者2138人、1万時間の作業映像をオープンソース化 ロボット向け学習に活用

      工場労働者2138人、1万時間の手作業映像をオープンソース化 ロボット向け学習に活用

      工場向け自動化ロボットの研究開発を行うテクノロジー企業、Build AIが、工場労働者2138人による合計1万時間の作業映像をオープンソース…
    3. お菓子の家……ならぬ「つまみの家」誕生 お酒が進むオトナの創作料理

      お菓子の家……ならぬ「つまみの家」誕生 お酒が進むオトナの創作料理

      「解体しながら飲む」が合言葉。童話でお馴染みの「お菓子の家」を、そのまま大人向けに置き換えたような、その名も「つまみの家」がXに登場しました…
    4. 作業でたき火を燃やす新感覚クリッカー「たき火と猫」登場 癒やしと集中を両立するチル系ゲーム

      作業でたき火を燃やす新感覚クリッカー「たき火と猫」登場 癒やしと集中を両立するチル系ゲーム

      作業中に「猫」と「たき火」の癒やしを感じながら集中できる……そんな新感覚のゲーム「たき火と猫」のSteamストアページが公開されました。本作…
    5. アカウント1の投稿

      【後編】それでも私は、書くことを選んだ―― Temu不審アカウントに挑んだ無名記者の記録

      ※この記事は前編からの続きです。前編では、Temuを名乗る複数のアカウントを調査する中で見えてきた構図をお伝えしました。ここからは、Temu…
    Xバナー facebookバナー ネット詐欺特集バナー

    提携メディア

    Yahoo!JAPAN ミクシィ エキサイトニュース ニフティニュース infoseekニュース ライブドア LINEニュース ニコニコニュース Googleニュース スマートニュース グノシー ニュースパス dメニューニュース Apple ポッドキャスト Amazon アレクサ Amazon Music spotify・ポッドキャスト