おたくま経済新聞

ネットでの話題を中心に、商品レビューや独自コラム、取材記事など幅広く配信中!

閉鎖ホテルを利用したサバイバルゲームに参戦!時々霧も発生しミステリアスな雰囲気たっぷり

声優の戦え!ぴっちょりーなさんがバスガイド役をつとめての、新潟旅行と閉鎖ホテルを利用したサバイバルゲームを組み合わせたイベントが開催されるというので行ってきましたよ。 ちなみに、ぴっちょりーなさんは、僕自身がサバゲー場でお見かけした事があるほど筋金入りのサバイバルゲーマー。ビジネスではなく本当に好きで、こうしたイベントも企画・参加しているようです。

今回開催されたバスツアーは、参加費29000円。事前に銀行で振り込みをすませています。これまで関東地方のサバゲーしかレポートできていなかったので楽しみです。

そして、集合場所の流山工業団地駐車場には、いかにもぴっちょりーなさんらしいピンク色の大型バスが到着していました。

  • 【関連:芸能界女子サバゲー部の対抗戦に潜入!吉本女芸人VS声優】

    ピンク色のバス

    ■ど派手なピンク色のバスで一路新潟へ

    バスの座席数45人の所をバスツアー参加者数は27人。余裕を持って大型バスを借りたそうです。ピンク色になった事に関しては、特に色指定したわけではないそうですが、道中のサービスエリア、パーキングエリアで多数あるバスの中で目立つ為迷わず乗降でき、大いに助かりました。

    誤乗車防止用記念バッジ

    集合後は、関越自動車道を一路新潟県へ出発!ツアーでは誤乗車防止の目印とツアー記念に缶バッジが配布された他、ぴっちょりーなさんのオリジナル曲「お休みの歌」が披露されました。
    皆さん、楽しんでおられる様子で、すでに車内でパーティー状態でした。この曲はYouTubeでもアップされているそうです。

    道中、ぴっちょりーなさんのガイドによると関越自動車道の沿道にもサバゲー場が多数あり、

    ・Rock254:元々採石場だったフィールド。時々プロのカメラマンによる撮影会も行われる。
    ・アサルトフロント:長い距離と短い距離で敵と出会い場所があり、ライフル派とハンドガン派両方楽しめるフィールドがある。

    他にもコード7、ラッキーストライク等々……

    全部挙げたらキリがないほど多数あるようです。
    他にも道中、大河ドラマの「真田丸」で有名な上田城観光に行ったり車内で荻野屋の釜飯弁当を食べたりと、二日間の日程のうち一日目は普通の観光を大いに満喫。翌日の閉鎖ホテルとは別のホテルでゆっくり一晩を過ごしました。いやぁ、観光できて美味しいものを食べ、さらに綺麗な景色の中一泊。新潟を満喫できましたぁ~。

    が!しかし!!当レポートはあくまでサバゲーレポート!本題に移りましょう。
    さて、二日目の朝に現地のサバゲーフィールドICF SVGに到着。

    ■閉鎖ホテルを利用したサバゲー場

    ホテル外観

    建物の青い看板には「妙高高原赤倉ニューホテル」と書かれていますが現在は閉鎖。いわゆる廃ホテルというやつです。
    それをそのままICF SVGではサバゲーフィールドとして利用しています。
    取り壊すにしてもお金はかかりますし、ホテルとしては不自由でもサバイバルゲーム場としては十分立派な施設。あまり手を加える事なく利用できる為、最近では空き施設や建物を壊すまでの短い期間サバイバルゲーム場として活用するビジネスが誕生し、各地の活性に一役買っています。

    さて、今回の建物も廃ホテルとはいっても中はまだまだ綺麗。でも人気がない分、なんだか不思議な空気を漂わせています。まるでゲームの世界に迷い込んだような。
    さらには、時々濃い霧も発生するなどいかにも別世界にきたようなミステリアスな顔も見せてくれました。

    ホテルロビー
    ホテル大浴場
    試射場

    当日の参加者は今回のバスツアー客27名を含めて110名ほど。フィールド条件は、廃ホテルの全長はおよそ120m、着替え等準備スペースのセーフティーエリア収容人数は約100名、駐車場収容台数は80台、銃の威力チェックと調整の為の試射場は40mほどだそうです。

    一階見取り図
    二階見取り図
    三階見取り図

    フィールド見取り図。普段、四階は使用不可としているそうですが、今回は特別に四階までフル活用しました。

    ここでICFの特別ルールを紹介。

    【特別ルール】
    ・上下のベランダ同士の撃ち合い禁止。ただし、同じ階のベランダ同士の撃ち合いはOK。
    ・階段での待ち伏せ禁止
    ・階段出入り口での待ち伏せ禁止

    これは、安全や建物の保全もあるでしょうが、その場に陣取った人ばかりが有利になりすぎ、面白くならないとの配慮もあるようです。屋外の、高さに差のある場所での撃ち合いを禁止している為、一階見取り図の緑色のエリアで25m位の撃ち合い他は、室内の部屋同士の撃ち合いが主となります。

    売店が充実

    売店をみてビックリ。僕はよく電池で光らせた点をあわせて狙う、ダットサイトなるものを使用しますが、それに使用するボタン電池が売られていた他、デジカメに使用するメモリーカード、果ては体を冷やす為の冷却スプレー、汗のベトツキをふき取る為のウエットティッシュまで売っている充実ぶり。
    「よく忘れてくる方がいらっしゃいまして。」とはスタッフの言葉。

    僕がサバゲー始めた26年前の頃は水道もトイレもなく、飲み水や銃に使うバッテリーの充電や弾は十分か?照準器や無線機の電池は忘れてないかなど、ゲーム当日の一週間前から何度も確認したものです。しかし最近は飲み物の自販機とバッテリー充電サービスはほとんど標準となり、それこそ手ぶらで行ってもサバゲーできるようになりました。

    車無しの僕には荷物が軽くなってありがたいです。
    さて、ゲーム動画と行きましょう。

    ▼動画
    https://youtu.be/tEey3nnLvWU

    動画中、大体5m前後の至近距離での撃ち合いが多い事にお気付きでしょうか。
    実際、屋外から続く一階のコンクリート打ちっぱなし風景の場所では距離が10m以上に離れがちの為ライフルを使い、室内に入ったら小型で広範囲に振り回しやすい拳銃に持ち替えた方がやりやすいです。

    動画のゲームは
    ・ゲーム時間は15分
    ・球を連続して撃つフルーオート禁止。一回引き金を引くごとに一発ずつ発射するセミオートのみ。
    ・赤チームの守る建物を黄色チームが外から建物内に乗り込み、攻める。
    ・黄色チームはメディック、衛生兵による復活が可能。メディック一人につき10人×メディック5人で合計50人復活可能。
    ・守っている赤チームは比較的有利な為、ハンデとして復活不可。
    ・このゲームでも上のベランダから下にいる黄色チームを撃つ事は禁止です。

    そして当日の参加者の服装はというと、室内戦では迷彩服の周囲にとけ込む効果が現れにくく、あまり意味がないのでそれ以外のコスプレの人数も多くなります。西部劇風の服装や白い衣装とガスマスクの方もいました。

    参加者衣装

    新潟ICFでは今回のバスツアーに限らずサバゲー参加者全員に銭湯の無料入浴チケットを配布しているそうで、帰りに立ち寄りお風呂で汗を流しました。
    帰りの車内ではぴっちょりーなさん、ツアー参加者一人一人と2ショット写真撮影のサービス。二日間、ありがとうございました~。

    銭湯の無料入浴チケット

    今やモデルガンショップでも若いカップルの二人連れを見かけるようになり、かつては普通の観光旅行でしか見かけなかった売店やホテルも使用できるようになりました。今回は温泉三昧、観光三昧、サバゲー三枚の満足旅行。皆さんも次回があれば是非参加を検討してみてください。

    ぴっちょりーなさん

    ▼参考
    ぴっちょりーなさんTwitter(@Piccholina
    GALLOP Facebook(bbGALLOP)
    サバイバルフィールド新潟ICF SVG(icfsvg.com)

    (文:鉄砲蔵)

    あわせて読みたい関連記事
  • 童心くすぐる「アンブレラホルスター」
    インターネット, おもしろ

    童心くすぐる「アンブレラホルスター」に二度見不可避 傘の先端に注意が行きやすくな…

  • コブラのコスプレが決まっているサチエさん(宮崎県日向市 サバイバルゲームフィールド 喜三郎!さん提供)
    インターネット, おもしろ

    宮崎のサバゲーフィールド名物オーナー「コブラ」コスプレにただよう大物感

  • これは捕捉不可避。サバゲ―おじさんが装着した「高級ラグジュアリープレートキャリア」。
    インターネット, おもしろ

    これは捕捉不可避 サバゲ―おじさんが装備した「高級ラグジュアリープレートキャリア…

  • 「サバゲー始めた時と今」 手作り装備の劇的進化にビックリ
    インターネット, びっくり・驚き

    「サバゲー始めた時と今」 手作り装備の劇的進化にビックリ

  • 手作り戦車の「機甲戦」サバイバルゲーム(機甲師団長さん提供)
    インターネット, びっくり・驚き

    気分はリアル戦車道 手作り戦車でのサバイバルゲーム

  • 「やってもうたー!」やぐらに取り残された脚立に悲痛な叫び
    インターネット, おもしろ

    やってもうたー! やぐらに取り残された脚立に悲痛な叫び

  • 宇宙・航空

    オーストリア陸軍 戦闘服に迷彩が復活

  • 宇宙・航空

    日本初のVR射撃場が誕生 銃の反動も再現してるってよおぉぉ!

  • 社会, 雑学

    現代版ハイブリッド義足がカッコいい!サイボーグサバゲーマーに聞く義足までの道のり…

  • ミリタリー魂, 宇宙・航空

    年越しにそばと弾。大晦日だよサバゲーレポート

  • おたくま編集部Editor

    記事一覧

    おたくま経済新聞・編集部による監修or執筆

    ▼こちらのライターの最新記事▼

  • Web展示「違いを知ることからはじめよう展」
    社会, 経済

    生理やPMSテーマのWeb展示、ツムラが公開 約5000人来場の企画展を再構成

  • 京都アニメーションをかたる偽サイト複数確認 公式が注意喚起
    アニメ/マンガ, ニュース・話題

    京都アニメーションをかたる偽サイト複数確認 公式が注意喚起

  • 博多座、高額転売者の情報開示手続きへ 「看過できない」と強い姿勢
    エンタメ, 舞台

    博多座、高額転売者の情報開示手続きへ 「看過できない」と強い姿勢

  • 雨や洪水の警報が変わる 新・防災気象情報、警戒レベル表示で行動判断しやすく
    社会, 経済

    雨や洪水の警報が変わる 新・防災気象情報、警戒レベル表示で行動判断しやすく

  • 声優とAIの共存を模索 81プロデュースとイレブンラボが業務提携、オリジナルの声を守り多言語展開へ
    アニメ/マンガ, 声優

    声優とAIの共存を模索 81プロデュースとイレブンラボが業務提携、オリジナルの声…

  • Google、ダークウェブレポートを終了 実用的な対処支援へ重点移行
    インターネット, サービス・テクノロジー

    Google、ダークウェブレポートを終了 実用的な対処支援へ重点移行

  • トピックス

    1. 「LINEグループ作成」を要求する詐欺メールに注意 海外のサイバー監視が日本向け攻撃を警告

      「LINEグループ作成」を要求する詐欺メールに注意 海外のサイバー監視が日本向け攻撃を警告

      海外のサイバー脅威情報を発信する「Hackmanac」が12月19日、日本国内の複数の組織を標的とし…
    2. 電話対応の様子(NORAD Tracks Santa Newsroom)

      NORAD、サンタ追跡作戦に万全の体制 即時追跡方針を強調

      米国防総省は、北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)による重要ミッション「サンタ追跡作戦」を、2025…
    3. Google、ダークウェブレポートを終了 実用的な対処支援へ重点移行

      Google、ダークウェブレポートを終了 実用的な対処支援へ重点移行

      Googleは12月16日、個人情報がダークウェブ上に流出していないかを確認できる「ダークウェブ レ…

    編集部おすすめ

    1. 「漆黒の指輪」は実在したものの……サン宝石、カプセルトイ「中二病が疼くリング」の“誇大表現”を謝罪

      「漆黒の指輪」は実在したものの……サン宝石、カプセルトイ「中二病が疼くリング」の“誇大表現”を謝罪

      アクセサリーや雑貨の販売で知られる「サン宝石」は12月16日、同社が展開するカプセルトイ「中二病が疼くリング」について、公式サイトおよびSN…
    2. 雨や洪水の警報が変わる 新・防災気象情報、警戒レベル表示で行動判断しやすく

      雨や洪水の警報が変わる 新・防災気象情報、警戒レベル表示で行動判断しやすく

      国土交通省と気象庁は12月16日、雨や洪水などの危険を伝える「防災気象情報」について、2026年(令和8年)の大雨シーズンから新たな運用を始…
    3. コミケの名物現象がまさかのグッズ化 「食べられるコミケ雲(わたあめ)」爆誕

      コミケの名物現象がまさかのグッズ化 「食べられるコミケ雲(わたあめ)」爆誕

      夏コミ名物、会場の熱気と参加者の汗が昇華して天井付近に発生するという伝説の現象「コミケ雲」。まさかそれを口にできる日が来るとは、誰が想像した…
    4. Reactに「CVSS 10.0(最高)」の脆弱性 IPAが注意喚起

      Reactに「CVSS 10.0(最高)」の脆弱性 IPAが注意喚起

      情報処理推進機構(IPA)は12月10日、多くのウェブサービスで使われている開発技術に重大な問題が見つかり、国内でも悪用したとみられる攻撃が…
    5. ライバー事務所4社に公取委が注意 「移籍しづらい」契約に懸念

      ライバー事務所4社に公取委が注意 「移籍しづらい」契約に懸念

      ライブ配信アプリ「Pococha(ポコチャ)」で活動するライバーをサポートしている事務所4社が、所属ライバーの“退所後の活動”を不当にしばっ…
    Xバナー facebookバナー ネット詐欺特集バナー

    提携メディア

    Yahoo!JAPAN ミクシィ エキサイトニュース ニフティニュース infoseekニュース ライブドア LINEニュース ニコニコニュース Googleニュース スマートニュース グノシー ニュースパス dメニューニュース Apple ポッドキャスト Amazon アレクサ Amazon Music spotify・ポッドキャスト