このところ漫画の「実写化決定」が発表されるたびに「実写化発表→ネットで大批判」の図が完成しつつありますが、中でも今年大きく騒がれたのが、山田涼介さん(Hey! Say! JUMP)主演の映画「鋼の錬金術師」。2017年冬に全国ロードショーされる作品です。
【関連:『鋼の錬金術師』実写化 あまりに批判されているので良いとこ探ししてみた】
実写化発表は2016年5月24日に行われましたが、それから約三ヶ月後となる8月26日にはクランクアップしたそうです。早!!
発表からクランクアップまでの時間が短すぎて驚きましたが、撮影は6月にイタリアでクランクイン。イタリアでの撮影は準備期間を含め一ヶ月。さらに日本各地でのロケ撮影を経て8月26日にクランクアップという流れ。発表直後から開始され三ヶ月かけて撮影したそうです。
■セット足下に錬成陣?クライマックスに登場か?
また、撮影中盤には、原作者・荒川弘さんによる撮影現場見学も実現したそうです。荒川さんは8月の猛暑の中、映画のクライマックスシーンを見学。出演キャストとも会話を交わし、見学後の記念撮影では撮影ボードに実筆イラストを書いてくれたとのこと。
撮影ボードの写真が今回新たに公開されたのですが……!?足下に見えるは錬成陣!????荒川さんが見学したのはクライマックスシーン。その時に撮影されたものだとしたらクライマックスに錬成陣が登場するの?と色々想像がかき立てられます。
撮影後の曽利文彦監督によると「制作においてはこれまでの日本映画ではやったことのない撮影スタイルを取るなど、新たな日本映画の可能性を追求してきました。」と撮影において新しいチャレンジを取り入れたことを明かしています。今後については「撮るべきものは撮れましたので、後は私には作品を完成させる義務があります。これから1歩1歩作りあげて行こうと思っています。」と完成へ向けての意気込みを語っています。
ネットではあいかわらず批判の声が多い「ハガレン実写化」。本企画については、曽利監督たっての希望で約10年の構想期間を経て実現したそうですが、作品に執着しまくってる監督、その思いが作品ではどう表現されるのか。とりあえずは公開を待ちたいところです。
・監督:曽利文彦
・原作:「鋼の錬金術師」荒川弘(「ガンガンコミックス」スクウェア・エニックス刊)
(C)2017 荒川弘/SQUARE ENIX (C)2017映画「鋼の錬金術師」製作委員会
(文:HideI)