鉄道旅に出るならば……必ず買ってしまう「駅弁」。一昔前は「ポリ茶瓶」も旅のお供として必須でしたが、いつの頃からこちらは販売箇所が激減してしまい、今やごく一部でしか販売されていません。
あ、もしかして「ポリ茶瓶」を知らない? 駅や車内で買うお茶というと缶やペットボトルが今は主流ですが、ほんの一昔前にさかのぼると透明なポリ容器に入った「ポリ茶瓶」が主流だったのです。さらに前には陶器で出来た「汽車土瓶」なんてものも。キャップをコップ代わりにして飲むという、なかなか旅の風情を盛り上げるアイテムでした。
さて、話を戻しますが今回本題なのは駅弁。駅弁の最高峰を選ぶJR東日本の「駅弁味の陣 2016」結果が12月13日発表されました。前置き長くてすみません……。
■東北勢強し!秋田・花善が2年連続受賞
「駅弁味の陣」は2016年で第5回目となります。各エリアでエントリーしたこだわりの駅弁に9,304票(はがき 6,880 票、WEB2,424 票)もの応援が集まりました。なお、このイベントで大賞に位置するのが「大将軍」、2位が「副将軍」、3位が「大名」となります。
早速大将軍から紹介していくと、秋田県の「比内地鶏の鶏めし弁当(株式会社花善)」が選ばれました。価格は1200円。花善は昨年の「鶏めし」に引き続く2年連続の受賞となります。
そして副将軍に選ばれたのは「津軽海峡マグロ女子会」監修の青森の「津軽海峡 にぐ・さがな弁当(有限会社幸福の寿し本舗)」1300円。メインのおかずのみならず、つけあわせのリンゴに梅あんずと、それぞれの具材も単品でも買いたくなると好評だったようです。
大名に選ばれたのは、宮城の「女将のおもてなし弁当~鳴子温泉編~(株式会社日本レストランエンタプライズ 仙台調理センター)」の1150円となっています。
今年は上位3つの席を全て、東北勢が埋め尽くしました。秋田、青森、宮城と。いずれも地元のこだわり食材がたんまり詰め込まれた美味なお弁当ばかり。近々旅行の予定がある方は、駅弁も目的の一つとして旅の計画考えてみてはいかがでしょうか。※掲載価格は全て税込です。
(HideI)