先日、JR秋葉原駅の駅ビル「アトレ秋葉原」の見た目があまりにも薄く見えるとツイッターで話題となり、さらに駅ビル公式アカウントまでもが「ハリボテ」と反応しその実態に注目が集まっていました。

 話題のきっかけとなったのが、 四谷言ノ助さん(@g_yotuya)がツイッターにアップした一枚の画像。

 「はじめて気がついたが これ壁ダミーだったのかw」という言葉と一緒に投稿されたその画像は、秋葉原駅にそって建っている駅ビルを斜め前から写したもの。しかしその端っこの部分がビルとは言えないような……薄すぎる……。あるはずの奥行きが、ない。

 まさに「ハリボテ」に見えてしまうこの駅ビルの外観。運営会社である株式会社アトレのアトレ秋葉原公式アカウント(@atre_akiba)でも「ハリボテアトレ」と称して「噂の画像を見ました。奇跡の一枚です。感動しました…あれを見る限りアトレはハリボテですね…。 しかし、ちゃんと先っぽ行けます。」と説明。「各階はちゃんとお店がありますが最上階は倉庫になっていて、端っこ感もあります。こんな感じに端っこも有効活用しています。『端っこ』ですが、4階のアラカンパーニュというカフェでタイミングが合えば体験することが出来ますが、なかなかシビアです。」とも。

 とっても薄い壁の内側でも、お店はちゃんと営業していたのです。しかし何でこんなに薄い作りになってしまったのか……アトレ秋葉原の担当の方に聞いてみたところ「既存の秋葉原駅ホームありきの工事で、敷地境界も決められている中で、できるだけ建物の面積を増やそうとした結果、今の形となりました。建物のデザインとして意識したわけではございません。」との事。

 敷地の最大活用をギリギリまで試みた結果、こんな薄い形になったようですね。また、この外観のデザインについては「JR秋葉原駅周辺の再開発計画をする中で、エリアの景観を意識し、今の外観の色合いとなりました。」との事。なるほど、正面から見た感じは全然違和感ありませんものね。

 そして、「ビルの構造を活かした店舗づくりについてですが、ネットで話題になっている部分は店舗として使用できない為、各階ともにバックヤード(倉庫等)として使用しております。」と有効活用している事を明らかにしてくれました。特に上の方の階では確かに営業できるようなスペースには見えないですし納得ですね。

画像提供・四谷言ノ助‏さん(@g_yotuya)

<記事化協力>
四谷言ノ助‏さん(@g_yotuya)
株式会社アトレ

(梓川みいな)