科学が進歩した現代社会。それまで謎と言われていた現象も科学で解明されてきていますが、未だ解き明かされていない謎もこの世には多く存在します。そして人は時に、いくら科学が進歩したといえど、神という存在に助けを求めることも……。そんな力にすがった、あるプログラマーの話が話題です。

 未来の観光地をモチーフにした立体作品をつくったり、オモチャや楽器の発明などを手掛けているアストロ温泉さんが見たその不思議な現象。次の様に紹介しています。

「原因不明のバグに悩まされたマレーシア人のエンジニアさんがボー然としながら緩衝材をボンドでくっつけてなんか作っていたので、『なにそれ?』と聞いたら、『デバッグジンジャです』と。そしてデバッグ神社建立と同時になぜかバグは消えた。なんなんだデバッグ神社。」 この投稿には、濃いグレーのスポンジ素材で作られた通称『デバッグ神社』の画像も添えられていました。

 このツイートが投稿されると瞬く間に拡散され、同業の人からも似たような不思議な現象が複数報告されています。ファクシミリの原因不明のバグにお手上げ状態で、神社からもらってきた厄除けのお守りを貼り付けてみたところ何故か解消されたという話や、ゲーム内で神様の名前を呼び捨て状態で出してしまったらバグが多発、敬称をきちんとつけたらバグが解消されたなどなど。信じるところには神様はきっといると確信してしまう様な現象が相次いで報告されています。

 再現性の不確かな、どこをどう見ても原因が分からない現象というのは往々にして見かけたりするものですが、人知を超えたところに存在する何かはきっと「神」と言われる存在として実在しているのかもしれませんね。

 ちなみにこの神社、素材は電子部品を注文した時に箱に入っていたスポンジのクッションで建立後はオシロスコープの上に置いてあるのだとか。建立したエンジニアさんにツイッター上ですごい反響があったことを伝えたらびっくりして「ちゃんと奉らなきゃ」ってなっているんですって。地元の神社でお札を授与してもらえば完璧かもしれませんね。

神社建立に使われた素材。

<記事化協力>
アストロ温泉(@ASTROONSEN)さん

(梓川みいな)