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召し上がってたもんせ!「西郷丼」を西郷の血を引くライターが食べてみた

 大河ドラマ「西郷どん」が話題ですが、その主人公である西郷隆盛ゆかりの地、鹿児島県霧島市の食材を使った期間・数量限定メニュー、その名も「西郷丼」というものが東京・大手町で食べられるという話を聞きました。実は筆者、母親が西郷家の出身でこの話は興味津々。さっそく詳しい話を聞いてきましたよ。

  •  やってきたのは東京・大手町にある鹿児島県霧島市の食材を使った和食のお店、膳菜酒「塁」。霧島市は、西郷隆盛がたびたび湯治に訪れた日当山(ひなたやま)温泉などがある、「西郷どん」ゆかりの地です。大河ドラマ「西郷どん」で鹿児島に興味を持ってくれた方に、西郷隆盛ゆかりの地である霧島市の豊富な食材をぜひ味わってもらいたい!ということで、このメニューが誕生したそうですよ。

     海も山もある霧島市の食材は、黒豚や黒酢など「黒」がつく食材が名産。なので「黒」をフィーチャーしつつ、山のもの(畜産物)と海のもの(水産物)、2種類をそれぞれ主役にしたメニューを考案したそうです。それぞれの名前は「霧島ブラック西郷丼(せごどん)・山」と「霧島ブラック西郷丼(せごどん)・海」。どちらも税込1000円です。

     実際に作っていただいたのですが……まず山の丼がどーん!

     そして海の丼もどーん!どちらもかなり豪勢な見た目。量もたっぷりです。

     それでは「霧島ブラック西郷丼・山」の方から味見して見ましょう。霧島市が誇る黒豚「霧島ロイヤルポーク」の肩ロースを使ったとんかつと、バラ肉を使った味噌炒め。霧島ロイヤルポークは、いわゆる六白黒豚(四肢の先と鼻、そしてしっぽが白い)と呼ばれる由緒ただしきバークシャー種の純粋黒豚を通常より長い肥育期間である35週かけて、肉の旨みをより高めたプレミアムな黒豚。赤身の旨みと脂の甘みが調和した味わいが特徴だとのこと。


     とんかつが柔らかなヒレでなく、ロースになっているのは、この脂の甘みを味わってもらいたいからなんですね。

     そして脂の甘みを一番感じられるのはバラ肉。これを味噌炒めにしていますが、なぜ味噌かというと、西郷隆盛は味噌作りが得意だった……というエピソードに即したもの。ご飯が進むように、使っている味噌は赤味噌で、さらにピリッとした唐辛子がアクセントになっています。

     付け合わせには高菜漬け。九州ラーメンでおなじみの辛子高菜の古漬けではなく、通常の高菜漬けです。

     さてさて、続いては「霧島ブラック西郷丼・海」をいただきます。こちらは錦江湾で養殖されている「さつま黒酢ぶり」と、霧島の淡水サーモン(ニジマス)「霧島サーモン」の刺身がのった丼です。


     さつま黒酢ぶりは、エサに霧島市福山町特産の黒酢を混ぜて与えた養殖ブリ。抗生物質を使わない完全無投薬というのも自慢のひとつだそうです。養殖のブリは油がのるのはいいのですが、この脂の質が難しく、特に刺身で食べようとすると脂から臭みが出てしまうことがあるのですが、このブリは臭みもなく、脂の質もすっきりとしていて後味のキレがいいですね。

     また、霧島サーモンは地元で採れた茶葉をエサにして養殖している淡水のサーモン(ニジマス)。こちらも病気を防ぐための抗生物質などを必要としない、完全無投薬の環境で養殖されているとのこと。マスは海のサーモンに比べるとあっさりした味……というイメージがありますが、これは旨味も強くて、品の良い脂ののりです。上に乗っている水菜、ミョウガ、ネギが口の中をさっぱりとしてくれますよ。

     こちら「霧島ブラック西郷丼・山」と「霧島ブラック西郷丼・海」は、ランチタイム(11:00〜15:00 L.O.14:30)限定メニュー。そして東京では手に入らない産地直送の食材のため、それぞれ10食ずつの限定となります。提供期間は2018年3月5日〜3月30日までなので、お忘れなく。また、ディナーでは様々な霧島市の食材を使ったメニューとお酒が楽しめるので、こちらもオススメですよ。おじゃったもんせー(いらしてください)!

    【膳菜酒「塁」】
     ■場所:東京都千代田区大手町1-7-2 東京サンケイビル B2F
     ■TEL:03-3276-2321
     ■定休日:土曜・日曜・祝日
     ■営業時間:ランチ 11:00〜15:00(L.O.14;30)、ディナー 17:00〜23:00(L.O.22:00)
     ■アクセス:地下鉄大手町駅 E1 出口(東京サンケイビルB2F直結)徒歩1分

     取材協力:膳菜酒「塁」

    (咲村珠樹)

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