2月28日に日本テレビ系列で放送された「ダウンタウンDX」(読売テレビ制作)に、キックボクシングの那須川天心選手が登場し、昨年の大晦日に行われて大きな話題となった、メイウェザー戦の裏側を告白し、出演者を驚かせました。

 那須川選手といえば、キックボクシング界の神童と呼ばれ、5歳の時に父親の勧めで空手を始め、小学5年で極真空手ジュニア世界大会に優勝。そして、小学6年の時にキックボクシングに転向すると、中学卒業と同時に15歳でプロデビュー。その圧倒的な強さからキックボクシング史上最高の天才と言われています。

 そんな那須川選手は、昨年の大晦日に、ボクシング界のレジェンド、メイウェザー選手と対戦し、日本中を騒がせました。メイウェザー選手は50戦無敗、5階級制覇を成し遂げ、年収は300億円以上と言われ、世界で最も稼ぐスポーツ選手としても有名です。そのため、那須川選手との試合のファイトマネーも10億円くらいしたのでは?という噂もありました。

 ちなみに、ご存知の方も多いと思いますが、この試合は圧倒的な体重差とキック無しのエキシビションルールで行われたこともあり、那須川選手は格闘家人生初のダウンを奪われ、1ラウンドTKO負けという残念な結果に終わってしまいました。

 番組の中で、この試合のことについて聞かれた那須川選手は、「足がちょっとでも当たったら5億5000万円」という、この試合の驚きの罰金ルールがあったことを告白すると、スタジオのお客さんはもちろん、出演者一同ビックリ。そのルールに納得がいかなかったダウンタウンの松本人志さんは「そんなもん(ダウンタウンの)浜田に出させて、一発蹴らしたったら良かったのに」とコメントし、スタジオの笑いを誘っていました。

 さらに、出演者のヒロミさんから「でも、反応して、癖で出ちゃうじゃん」と言われると、那須川選手は「そういうこともあるかもしれないが、5億がかかってるので……」とコメント。さらに、「蹴るそぶりを見せようとしていた」そうですが直前のルールミーティングで、それもダメだと言われてしまったとのことです。

 そして、那須川選手はメイウェザーとの試合について「めちゃめちゃ怖かった」とも告白。「今まで試合中に怖くなったことはなかったが、怖くなっちゃいました」と振り返り、メイウェザー選手のパンチをもらった時は、「(視界が)真っ直ぐじゃなかった。ぐらんぐらんしていた」と話していました。それでもダウンタウンの松本さんは「蹴りが使えたらねぇ、どうなっていたのかなぁ……」と、このエキシビションルールに納得がいかない様子でした。

<出典・引用>
読売テレビ「ダウンタウンDX」(2月28日放送)
那須川天心さん(@TeppenTenshin)
※画像は那須川天心さんTwitterアカウントのスクリーンショットです。

(佐藤圭亮)