吉野家が2015年から夏限定で販売している「牛皿麦とろ御膳」が、2019年の今年も6月17日午前10時から販売されます。しかも、今年は牛肉の量を例年の量から120%に増量したそう……。そんな「牛皿麦とろ御膳」を、なんと試食させていただけるとのことで、さっそく行ってきました!
「牛皿麦とろ御膳」は、元々は没メニューで、本来は陽の目を浴びることがなかった商品。しかし、商品開発担当者が執念の改良を繰り返し、2015年春に一部店舗でテスト販売するところまでこぎつけました。すると、5人に1人のお客さんが「牛皿麦とろ御膳」を注文するほどの人気っぷりに……。そして、2015年夏に全国で販売すると、開始からわずか1か月間で注文数が300万食を超える大ヒット商品となり、今では夏の定番商品になっています。
試食会場に到着すると、すぐに運ばれてきた「牛皿麦とろ御膳」(並盛/税込630円)。吉野家特製のたれで煮込んだ牛肉とたまねぎの牛皿。もち麦を加えたたっぷりのご飯。粗めにすりおろして醤油で下味をつけ青海苔を振りかけた長芋。しらすをトッピングしたオクラ。そして、温かいおみそ汁の計5品で構成されています。
吉野家の広報さんによると、今年は例年よりもパワーアップしているそうで、まず主役である牛の量を例年より120%増量しているのですが、これは今年、吉野家が明治32年創業から120周年を迎えたのを記念して例年よりも120%に増量しているとのこと。そして、定食に限り一部店舗をのぞいて毎日15時~24時まで、もち麦を含むご飯が、大盛りはもちろんのこと、なんとおかわり無料!!!4月1日からはじまったキャンペーンとのことですが、知らなかったー!筆者のような「大盛りこそ正義」と、日夜デブエットに励むデブエッターにとっては、胃袋にも財布にもありがたいサービスです。
いよいよ、実食!と言いたいところですが、ちょっと試したいことが……。それは、広告にあった、ご飯に牛肉と長芋を乗せて丼にして食べる方法。まずトロトロの長芋をかけて、特製のたれが染み込んだ牛肉を乗せて完成!真ん中に紅ショウガも少し乗せて、今度こそ実食!
いつでも安定の美味さを発揮する牛肉に、長芋のトロっとした食感。長芋と特製たれとの相性もバツグンで、ヤバイくらいにご飯がすすみます。そのご飯も、もち麦のモチモチした食感を味わえ、牛肉・長芋・ご飯が三位一体となって奏でるコンビネーションは絶品。ご飯がおそろしいスピードで無くなるので、大盛りにするのはマストです。
ちなみに吉野家の広報さんによると、「牛皿麦とろ御膳」は栄養面でも夏に最適な商品で、良質なたんぱく質源となる牛肉には9種類の必須アミノ酸と鉄、亜鉛などのミネラルが、とろろには滋養強壮効果が高いジオスゲニンが含まれているとのこと。さらに、もち麦やとろろ、オクラはいずれも水溶性食物繊維が豊富で、普段の食事では摂りにくい水溶性食物繊維をしっかり摂ることができるそうです。特にもち麦は、御膳で提供するもち麦を食べるだけで、1日に必要な水溶性食物繊維βグルカンをまかなうことができるとのことです。
また、そんな「牛皿麦とろ御膳」に、今年は2つの新商品「牛皿おろし 麦とろ御膳」(並盛/税込690 円)と「牛皿生姜 麦とろ御膳」(並盛/税込690 円)が登場。大根おろしやおろし生姜のトッピングを追加し、よりさっぱりとした味わいを楽しめます。さらに、毎年の人気メニュー「鰻皿麦とろ御膳」(税込950円)も登場するとのことなので、今年の夏はぜひ、スタミナ補給はもちろん、食欲がないけれどエネルギーをチャージしたい時に、吉野家のパワーアップした「牛皿麦とろ御膳」を食べてみてはいかがでしょうか。……というわけで、筆者はここで改めてペンを箸に持ちかえさせていただき……カメラも横においてと。「すみませーん、ごはんおかわりー!」
取材協力:株式会社吉野家
(取材:佐藤圭亮)