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プリンセス母がついに神に進化……!心優しき母の振る舞いで国民が笑顔に

 昨今のコスプレの盛り上がりを見るにつけても異国のお姫様ごっこが大好きなのは、年齢性別問わずといった様子。高い身分のお姫様に憧れる乙女心を忘れないギャグ漫画家の母の振る舞いは、ついに神レベルに進化してしまったようです。

  •  ギャグ漫画家・並庭マチコさん。そのお母さんが突如繰り出す「貴族ごっこ」は、家族の中だけにとどまらず職場でも繰り出されており、同僚さんもノリよく返してくれるという、ステキな職場。そんなお母さんの生態(?)を記録した家族実録漫画「プリンセスお母さん」(KADOKAWA刊)も発売。「うちのお母さんもこんな楽しい人だったいいな」という感想も多く、並庭さんはツイッターで時々お母さんの唐突な貴族ごっこを公開し、そのぶっ飛んだ貴族っぷりを披露しています。

     そんなお母さん、コロナウイルスで暗い雰囲気の中でも得意のなりきりで周りの雰囲気を明るくしてくれています。が……。

     「母のウイルス対策が神がかってて驚いた話です」という言葉とともにツイッターに投稿された実録母漫画には、一旦盗賊化したのちに、ついに神にまで進化していたようです。

    ■ ハンカチマスクのつもりが……?

     ハンカチでマスクをつくる方法が一時期もてはやされた頃、母も「ハンカチマスク」を付けて買い物に行くつもりだったようです。が!

     実際は三角に折ったハンカチ(バンダナ?)で鼻と口を覆った盗賊スタイル!さすがにそれは……と思い「やめよ?」と制した並庭さん。その後ちゃんとしたハンカチマスクの作り方を知って感動していたそう。

    ■ トイレットペーパー騒動でまさかの謝罪

     使い捨てマスクがどこにも売っておらず、ハンカチマスクは気休め程度。さらに、デマからトイレットペーパー買い占めまで起こった世の混乱はプリンセス母の心も痛む様子。そんな買い占めの報道を見つつ、家族での食事中……。

     「品薄はガセなのに」「みんなしっかりして欲しい」と父と娘が感想を言い合っていたところ、「国民がすみません」とまさかの謝罪!お母さん、一体いつからこの国を治めていた!?そして調子に乗って「あなたの国民なの?じゃあちゃんと教育してください」という娘の言葉にも「はい」って……。

    ■ プリンセス母は世界規模で心配していた!

     そしてイタリアでの感染者増加に伴う混乱が報道されると、やはり心を痛める母。「祖国のオーストリアも近いし」……どうやらハプスブルク家出身という設定?のもと、エア親族を心配しているようです。

     あまりにも心配して考えすぎてしまったのか、ついに調子まで崩してしまう母。「何か具合悪い。もしかしてコロナのせいで……一人WHOしすぎたかも」家事をしながらも地球規模で心配している様子。謎の方向からダメージを受けているとは。

    ■ 調子を崩し、ついに進化……?

     さすがに調子を崩した母、早めに就寝することに。「お母さん、コロナ騒動でもブレないね」と感心する並庭さんに「こんな時だからこそ、暗いことは考えないようにしてるよ。それもだいじなコロナ対策だと思うから……」との母の言葉に「そうだね」と相槌を打つも、次に発してきた言葉は……


     「悲しくてもブレずに生きる!神として!」調子悪くて姫から神に進化してしまったようです……???「調子悪くてキャラブレブレでもがんばる母だった」と締めの言葉とともに綴られた突然の神進化。

     お母さんの突然の貴族ごっこはどうやら身近なところだけではなく、地球規模でスイッチが入っていた様です。一人で世界の事を背負うべくあれこれ考えたら、そりゃ体調も崩すでしょうに……。まさか一国の領主の姫が神発言とは並庭さんもびっくりだった様子。

     天然プリンセス母ワールド全開な様子に、お母さんの寝込む様子を心配しつつも、「一人WHOでツボった!」「コホンヌ、シルブ・ブレブレの擬音で吹き出しました」と、読んだ人たちが漏れなく笑いの渦に巻き込まれていくさまが、リプライの数々からも読み取れます。笑いは世界を救う……?

     「お母様は鰐淵晴子さんですか」というツッコミリプライには「恐れ入りながら今ググったらガチのハプスブルク家の末裔…!」と並庭さん。女優の鰐淵晴子さんは、中欧で1918年に崩壊するまでの間の約650年間、君臨したハプスブルク帝国一族の末裔という話。もしかして、お母さんは鰐淵晴子さんに大きく影響されていたりして?

     今はもうすっかり回復して元気になった神ことお母さん。一庶民のはずなのに考える規模がワールドワイド過ぎてどう反応したらいいのか分からないこともありそうですが、神のみ心は庶民のためにあるとも言われているので、きっとお母さんは持ち前の天然さと明るいノリを通して、人々の魂を明るく救ってくれるのでは……と、神憑依説をチラッと考えてしまった筆者も、だいぶ貴族な母ワールドに引き込まれているかもしれません……。

    <記事化協力>
    並庭マチコさん(@manga_m)

    (梓川みいな)

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