千葉県・幕張メッセで2020年9月24日~27日に開催予定だった「東京ゲームショウ2020」が、通常開催を中止し、オンラインによる開催方法を検討していることが5月8日に発表されました。

 東京ゲームショウは1996年に誕生し、2020年で30回目の開催となる、世界最大級と言っても過言ではないゲームイベント。第1回の出展社数は87社、来場者数は10万9649人でした。今では、600を超える企業と団体が2016年から4年連続で出展し、来場者数も2013年から7年連続で25万人以上を記録しています。

 2020年は「未来は、まずゲームにやって来る。」をテーマに開催予定でしたが、新型コロナウイルスの感染が世界規模で広がり、いまだ日本国内でも予断を許さない状況を受け、来場者や出展社、関係者の健康と安全面を第一に考慮した結果、幕張メッセでの開催を中止し、オンライン開催を検討するとのことです。

 次世代ゲーム機の発売を控え、世界からの注目度が高まる中、クラウドゲーミングの本格化や5Gのサービス開始など、ゲームを取り巻く環境の進化にフォーカスするほか、新プラットフォームがもたらす、これまでにないゲーム体験を提供しようとしていた、東京ゲームショウ2020。

 オンライン開催により、どのように内容が変更するのか注目されますが、詳細などについては5月下旬ごろから順次、公式サイトなどで発表する予定とのことです。

情報提供:一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会

(佐藤圭亮)