2020年はオリンピック閉会式翌日を休日とするため、8月11日の「山の日」が10日に移動しました。山の日にちなんで11日を「きのこの山の日」としている明治「きのこの山」もこの流れに便乗。2020年だけ2日連続で「きのこの山の日」とするべく、8月10日も「きのこの山の日2020」として日本記念日協会に申請し、認定されました。
2016年から国民の祝日として制定された「山の日」。主旨は「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」こととされています。
しかし、本来ならオリンピックが開催されるはずだった2020年は、2015年に施行された東京オリンピック・パラリンピック特措法(平成三十二年東京オリンピック競技大会・パラリンピック競技大会特別措置法)により、7月の「海の日」を開会式翌日、8月の「山の日」を閉会式翌日に移動することになりました。新型コロナウイルス禍により延期されましたが、7月下旬の連休はこの特措法で生まれたものです。
7月と同じく、8月の「山の日」も本来の8月11日から、開催されていればオリンピックの閉会式翌日だった8月10日に移動。山の日に合わせ、2016年から記念日を重ねていた「きのこの山」は、取り残される格好になりました。
せっかく「山の日」にちなんで記念日にしていたのだから、と明治「きのこの山」担当者は、山の日が移動した10日も2020年だけ記念日にすることを決意。一般社団法人 日本記念日協会に、今年だけ8月10日を「きのこの山の日2020」として申請し、新たに2020年限定の記念日として認定されました。
明治「きのこの山」の担当者は、今回の記念日申請について「今年は“山の日”が8月11日ではなく8月10日になると聞いて、今まで便乗してきた『きのこの山』も丁寧に変更しなくてはならないと考えていました」とコメント。「日本を代表する『山』ブランドとしてのプライド、さらに8月11日を楽しみにして頂いているお客様をおられるかと思いますので、少しでも日本全国に『きのこの山』で明るいニュースをお届けできたらと思い、今年は8月10日と11日の2日間を“きのこの山の日”とすることにしました」と思いを語っています。
この2020年限定の記念日申請を受けた日本記念日協会の加瀬清志代表理事は「今年だけの記念日をわざわざ申請されると聞いて驚きましたが、『きのこの山』が、『山の日』を大事にされているという心意気やプライドを感じました」と語っています。また「今年は同じく祝日の“海の日”や“スポーツの日”も日程変更になっていましたが、それにあわせての新たな申請はありませんでした」と明かしており、明治の意気込みに感銘を受けた様子。
2日連続となった「きのこの山の日」を記念して、明治ではきのこの山ファンへの感謝の気持ちを込めてキャンペーンを実施。日付にちなみ、きのこの山810個を10名で山分けするフォロー&リツイートキャンペーンをTwitterで、2020年8月7日10時~8月31日15時の期間に行います。ちなみに2021年の場合、山の日はオリンピック閉会式が予定される8月8日になる見込みですが、はたして「きのこの山の日」はどうなるのでしょう……?
情報提供:株式会社明治
(咲村珠樹)