中部国際空港(セントレア)で2020年9月10日、台湾の航空会社チャイナエアラインが台北線の運航を再開しました。中部国際空港でのチャイナエアラインの旅客便運航は、およそ5か月ぶり。このほか、国内線就航航空会社や中部国際空港利用促進協議会と共同で、旅の素敵な思い出を共有するハッシュタグキャンペーンもスタートしています。

 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大にともない、国をまたいでの移動が事実上できなくなったことにより、中部国際空港でも国際線の運航が激減していました。各国の感染状況を見ながら入国制限が少しずつ緩和され、国際線に就航している航空会社が旅客便の運航を再開し始めています。

 台湾の航空会社、チャイナエアライン(中華航空)が運航している名古屋(中部)〜台北(桃園)線は、4月1日より運休。以来、旅客機に貨物を積載した貨物便としての運航となっていました。しかし、台湾における感染者の状況、そして日本での状況を見極めた結果、9月10日に久々となる旅客便が運航されることとなったのです。

 9月10日、再開初便として台北桃園空港を現地時間の7時50分に出発したチャイナエアライン0154便(エアバスA330-300/B-18335)は、到着予定時刻より15分早い11時30分に到着。スポットインする際は、約10名のスタッフが「お帰りなさい」「WELCOME BACK」「好久不見」の横断幕を掲げ、お出迎えを実施しています。

 運休前は毎日3往復の便が設定されていたチャイナエアラインの台北線ですが、まだまだ旅客の数が少ないため、便数は大幅に削減され9月10日は1往復のみ。そして次回の運航予定は、9月24日の1往復(中部着11時45分/中部発14時15分)となっています。

 中部国際空港では、新型コロナウイルス感染拡大防止のため「新しい空港利用の11のポイント」を公開しています。来場に際しては、自宅で体調の確認(発熱・喉の痛み・咳が出るなどの症状がある場合は来場を控える)をした上で、マスク着用と手洗い消毒の徹底が求められます。

 空港内ではターミナルビル入館時に手指の消毒、フロアシートを基準としたソーシャルディスタンシング(十分な対人間隔)の確保が求められます。スカイデッキでは手すり1スパン分の幅(約2m)が基準です。このほか不特定多数が利用するタッチパネルの消毒も実施。



 航空機利用時は保安検査場入り口でのサーモグラフィによる体温チェックのほか、WEBチェックイン、セルフチェックイン、受託手荷物の最小化など、なるべく他者との接触を減らした方式の利用が推奨されています。案内所、カウンターなどには飛沫を防止するシートが設置されました。

 また、9月7日からは国内線就航航空会社や中部国際空港利用促進協議会と共同で、旅の素敵な思い出や素敵な景色の写真を共有するハッシュタグキャンペーンも始まっています。これまで経験した「空の向こうにあるかけがえのない時間」の写真を募集し、飛行機だからこそ体験できる経験や、旅の素晴らしさをシェアしようという企画です。

 写真の投稿は、中部国際空港(セントレア)のキャンペーンサイト内の専用応募フォームから応募できるほか、Twitter、Instagram、FacebookなどSNSでハッシュタグ「#空の向こうにあるかけがえのない時間」をつけて投稿する方法でもOK。抽選で1組に、中部国際空港発着国内線の往復航空券がプレゼントされます。

 キャンペーン期間は2020年9月7日〜11月30日。当選者には12月7日以降、キャンペーン事務局よりメッセージで連絡されるとのことです。

情報提供:中部国際空港株式会社

(咲村珠樹)