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「良い味出てる」中学3年生が制作したダンボール財布が驚きの出来栄え

 荷物の運搬用としてだけでなく、加工のしやすさからさまざまな工作でも活躍しているダンボール。ダンボールを用いた工作は子供から大人まで、また初心者から熟練者まで、加工する人の技量に応じてさまざまな作品を生み出すことが出来ます。

 そんな万能素材であるダンボールを使用して、中学3年生がダンボール財布を制作。ツイッターで作品を披露すると「見事な出来栄え」「良い味が出てる」と称賛の声が寄せられています。

  •  投稿を行ったのはツイッターユーザーの高川朋子さん(@darkmatter_tomo)。ダンボール財布を制作したのは高川さんの息子さんで、制作のきっかけとなったのはダンボールアーティストである島津冬樹氏が作ったダンボール財布をテレビで見たことなのだそう。

     島津氏の作品に刺激を受けた息子さんは「自分もつくってみたい」と制作に意欲を燃やします。はじめはWebでダウンロードした型紙を使用し制作していたそうですが、もっと凝ったものが作りたくなり、本を購入して研究を重ねたのだそう。

    外側には本格芋焼酎 黒霧島の文字が

     今回制作したダンボール財布は内側の留め具を除き全てダンボール製。制作中うまく行かず、一時中断することもあったそうですが、約1か月の期間を要して何とか完成。ちゃんとカード入れがあり、紙幣入れとコイン入れが分かれているなど機能性もばっちり。外側から見える「本格芋焼酎 黒霧島」の文字も良い味を出しています。

     修学旅行にあわせて制作を開始したといい、何とか間に合い息子さんもホッとした様子だったそう。制作に苦労している姿を見ていた高月さんも「最後までやり遂げたことが素晴らしいと思います」と息子さんの頑張りを讃えていました。

     実際に修学旅行へ持っていき、使ってみた感想を息子さんにうかがうと「最初はダンボールが固かったけど、使っているうちに柔らかくなってきた。もっと使い込むと馴染んで使いやすくなりそう」とコメント。革の財布のように、使い込むほどに味が出るダンボール財布。実際とてもカッコイイですよね。息子さんの友人からも高評価だったそうですよ。

    <記事化協力>
    高川朋子さん(@darkmatter_tomo)

    (山口弘剛)

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  • 山口 弘剛‌Writer

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    鹿児島出身・鹿児島在住。私生活では妻と共に2人の子どもを子育てしながら、地元のサッカークラブを熱烈応援中。仕事は元アパレル店長、元ゲームショップ店長を経験。現在はライター、イラストレーターとして活動。

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