「オフトゥン・入ンリッヒの法則とは、遅刻の分野でよく知られている、寝坊の発生についての経験則」

 まるで欧米の科学者のような「物理法則」をTwitter上で提唱したのはりんふぃーるさん。

 既に一部の方の耳が痛くなっていそうなつぶやきですが、さらにりんふぃーるさんは、つぶやきにあわせた図解も添付。

 「1件の重大な寝坊」「29件の軽微な寝坊」「300件のスヤリハット」をピラミッドグラフで表しつつ、次の説明を加えています。

「『オフトゥン・入ンリッヒの法則』とは、遅刻の分野でよく知られている、寝坊の発生についての経験則。
1件の重大な寝坊の背後には、重大な寝坊に至らなかった29件の軽微な寝坊が隠れており、さらにその背後には寝坊寸前だった300件の二度寝、いわゆるスヤリハット(スヤスヤしたりハットしたりする危険な状態)が隠れているというもの。
『1:29:300の法則』とも呼ばれます」

 この文面でピンときた方が多いかもしれませんが、実はこれは、「ヒヤリハット」を捩ったその名も「スヤリハット」。

 「結果的に回避できたものの、重大な事故になるかもしれなかった出来事」の「事故」を「寝坊」に置き換え、それにいたるまでの構図を描かれたものとなっています。

 元々学生時代のバイト先で「ヒヤリハット」を知っていたというりんふぃーるさんは、語感の良さから先述の「スヤリハット」を発想。それを以前AA(アスキーアート)を用いて投稿し、当時も1000を超えるいいねが寄せられ、ちょっとした話題となりました。

 そこで今回は、先日Twitterに実装された「フリート※」を用いて見やすくブラッシュアップ。説明文とタイトルをつけて再掲したのです。
※「フリート」とは、投稿(つぶやき)とは別に、動画や画像を24時間限定で投稿できる機能。

 するとこの投稿が前回を遥かに超える大反響。リプライ(返信)欄には、寝坊について以前ほろ苦い経験をしたとみられる方たちが続々と反応。結果として寄せられた「いいね」はなんと10万を超え、前回以上の大反響となりました。

 ひょっとすると、昨今のコロナ禍によるリモートワークの普及で、直近の“経験者”が激増したのかもしれませんね。うっ、頭が……!

<記事化協力>
りんふぃーるさん(@Linfiel)

(向山純平)