Twitterユーザーのくまごろさんは、「時間が余って作り始めたんです」という自作のレジンアートを新作ができる度にTwitter上で公開しています。

 いずれも様々な絵画をモチーフにしており、それらが持つ世界観を抽出した作品は独特の存在感。先日紹介した花のハンドメイドアクセサリーたちも、素敵が詰まっていました。

 「1枚目はゴッホの『ひまわり』、2枚目はハンス・マカルトの『ラブレター』、3枚目はチャールズ・シムズの『小さな牧神』、4枚目はアルテ・タデマの『ヘリオガバルスの薔薇』がモチーフです」と、今回投稿した作品のモデルについて説明するくまごろさん。

 モチーフは海外の著名な画家によって描かれた絵画ですが、それらが持つストーリー性や絵の特徴といった要素を、うまくアクセサリーへと落とし込んでいます。

 「ひまわり」は、サークルの中にひまわりを連想させるドライフラワーを入れ、「ゴッホの力強いタッチ」をイメージしたとのこと。

ゴッホの力強いタッチを意識したひまわり。

 「ラブレター」は「女性たちのドレスの色や帽子の飾り」が反映され、「小さな牧神」は「前方の華やかな母子と後方の人影」。アクセサリーにはそれぞれ、サークルに世界観の色の花が取り付けられています。

女性たちのドレスの色や帽子の飾りを落とし込んだラブレター。

前方の華やかな母子と後方の人影の対比性をあらわした小さな牧神。

 そして、「ヘリオガバルスの薔薇」は「花弁に埋まる人々の視界」をイメージ。サークルの周りに無数の小さな花を散りばめ、さらに下にストーンのようなボタンが取り付けられています。

花弁に埋まる人々の視界を形どったヘリオガバルスの薔薇。

 今回も含め、作品紹介の投稿では「素敵」という言葉が多く寄せられるくまごろさんの作品ですが、作品の発表場所はTwitterのみ。「他では特に何もしていないんです(笑)」だそうです。

 なお、これまでの作品は、「絵画シリーズ(個別写真)」「絵画シリーズ(集合写真)」「その他の作品」というタイトルでモーメントでまとめられています。

<記事化協力>
くまごろさん(@kuma_56k)

(向山純平)