夏を連想させるアイテムのひとつ、蚊取り線香。使用するためには線香皿や蚊遣器を使う必要がありますが、キャンプ等の出先で使う時に限って、つい忘れてしまう……なんてことも。
そんな時は身近なもので代用してしまえばいいんです。空き缶を利用した方法がX(ツイッター)で大きな反響を呼んでいます。
「★ぷりめ~らSX」さん(以下、投稿主さん)が投稿した画像には、立てたビール缶のプルタブに、蚊取り線香の先端を通して縦置きで設置されている様子が写っています。何かの受信機のような、ややアヤシげな見た目も何とも魅力的。
そして極めつけは、火を渦の内側から点けるという閃き。蚊取り線香といえばどうしても外側から着火するもの、という先入観がありますが、たしかに内側からでも効果は同様。これにより、順調に燃えていくことが予想できます。
■ 過去の試行錯誤から閃いたアイデア
当時、投稿主さんはキャンプの真っ最中。いざ蚊取り線香を使用しようと荷物を探しますが、確かに準備したはずの線香ホルダーが見つからず、といった状況だったようです。
実は以前にもビールの缶を用いて、蚊取り線香ホルダーにしたことがあった投稿主さん。プルタブに水平に差し込んだり、折れた蚊取り線香を差したりとさまざまな工夫を行う中で、点火箇所を逆にするというアイデアを閃いたとのこと。中心から燃えていき、外周が最後に残るのも面白いですよね。
まさに目からウロコなアイデアに、ついた「いいね」の数は7万件超。絶賛のコメントと共に、「今度真似してみよう」といった声も多く寄せられています。
■ 真似をしたくなるアイデアだが注意も必要
これに対し、投稿主さんは「線香と缶の重量バランスから安定性は問題ないのですが、風などの影響を考慮して水を入れた方がいいかと思います。火気ですし、万一の消火にも活用できますしね。むき出しなので灰が落ちますから、下に皿など置くと良いと思います」とアドバイス。
加えて「この後自宅で試したところ、若干ユラユラしてました」と、どうやら線香と缶の組み合わせでバランスがとりにくいこともある模様。その他、中に灰がはいってしまった場合にはよくすすいでから捨てる必要があります。
【試すときのPoint】
・缶の中に水などを入れて重量を安定させる(いざというとき消火にも使える)
・灰が落ちるので下に皿などを置く
・缶に灰が入った場合にはよくすすいでから捨てる
あくまで線香ホルダーを忘れた際の代替案として考えておくことはもちろんのこと、万が一倒れたりした場合のことを考えると、就寝時にはこの方法は用いない方が良いと言えるでしょう。
しかしながら、見事な逆転の発想で、蚊取り線香が使えないという危機を脱した投稿主さん。「出来ない」という先入観に捉われなければ、意外となんだって出来てしまうものなのかもしれませんね。
そうか、真ん中から火を着ければいいのか pic.twitter.com/bW7PDHjHfE
— ★ぷりめ~らSX (@PrimeraSX) August 19, 2023
<記事化協力>
★ぷりめ~らSXさん(@PrimeraSX)
※灰が入った場合の処理方法について追記しました。(2023年8月21日更新)
(山口弘剛)