
株式会社ユーグレナ(本社:東京都港区、代表取締役社長:出雲充)は、2025年6月に誕生した、サステナブルアグリテック領域における飼料・肥料のトータルブランド『いきものたちにユーグレナ』※1からの初製品として、「ユーグレナ入りペレット肥料」3種と「ユーグレナ入り有機培養土」1種の計4製品を発売いたします。
※1 2025年6月3日リリース「ユーグレナ社、サステナブルアグリテック領域初のブランド『いきものたちにユーグレナ』が誕生」https://www.euglena.jp/news/20250603-1/
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/36462/698/36462-698-a2b503cce31aab5fc826f00f66ce652d-3058x2039.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■ユーグレナを活用した100%有機肥料と有機培養土
今回発売する製品は、微細藻類ユーグレナを活用した100%有機肥料および有機培養土で、植物の健やかな成長をサポートするとともに、持続可能な農業にも貢献する、環境にやさしい製品です。当社はこれまで、ユーグレナを用いた農業資材に関する研究※2※3※4を重ねており、堆肥や培養土にユーグレナを加えることで、土壌および植物に有用な効果が得られる可能性を確認しています。本製品は、厳選された素材にユーグレナを配合することで、高品質な製品となるよう設計しました。
「ユーグレナ入りペレット肥料」は、厳選された有機素材にユーグレナを加えて製造した、100%有機肥料です。微生物の基質(エサ)となる素材として、微細藻類クロレラなども配合しており、土壌微生物叢を豊かにし、健康な土壌づくりをサポートします。「ユーグレナ入り有機培養土」は、栄養素が豊富な厳選有機原料とユーグレナを使用した培養土で、花や野菜の生育に理想的な環境を提供します。
今後も当社は、ユーグレナの可能性をさらに広げながら、飼料・肥料領域における研究開発や製品展開を拡大していく予定です。『いきものたちにユーグレナ』ブランドの展開を通して、生産者の課題に寄り添い、サステナブルな一次産業の実現に貢献してまいります。
※2 2020年7月6日リリース「微細藻類ユーグレナから製造した有機液肥でイチゴ栽培に成功」https://www.euglena.jp/news/20200706-3/
※3 2020年7月9日リリース「微細藻類ユーグレナを用いた培養土(肥料)を開発 」https://www.euglena.jp/news/20200709-2/
※4 2021年8月30日リリース「微細藻類ユーグレナを肥料として利用することで収穫量の増加や収穫後の作物鮮度の低下を抑制する可能性を示唆」https://www.euglena.jp/news/20210830-2/
■製品詳細
ユーグレナ入りペレット肥料
共通特徴:
・厳選した有機素材にユーグレナを加えた100%有機肥料です
・微生物の基質(エサ)となる素材として、クロレラやカニガラも配合しました
・土壌微生物叢を豊かにし、健康な土壌づくりに寄与します
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ユーグレナ入り有機培養土
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/36462/698/36462-698-dd82b0ddf5dfa7451d60341e06214e3e-991x352.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
販売場所: 本製品は受注販売となっており、主にグループ会社である大協肥糧社やその他の協力会社を通じて、主に農家の方を対象に販売します。現状、公式通販サイトであるユーグレナ・オンラインショップやインターネットモールでの販売は予定しておりませんので、一般の方でご購入をご希望の方は、お近くの肥料店など販売店にお問い合わせください。
肥料店の皆様:お取り扱いについてのお問合せは、以下のフォームよりお願いいたします
https://www.euglena.jp/contact/b11/
農業従事者の皆様:ご購入をご希望の方は、お近くの肥料店を通じてお問い合わせください
■ユーグレナの農業資材としての可能性
これまで発表してきた複数の研究成果に加えて、ユーグレナ粉末を土壌に添加する試験において、放線菌数※5、A/F値※6が大幅に増大する結果が得られました。土壌中の放線菌は善玉菌として知られています。放線菌数、A/F値の増大は、植物の根が土壌から水分や養分を取り込む能力を改善するものであることから、収量・品質向上効果が期待できます。
※5 放線菌:土壌団粒化促進や病原性菌抑制といったはたらきをします
※6 A/F値:放線菌と糸状菌の割合(放線菌/糸状菌)を数値化したもの。土壌分析の指標として広く使用されています
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/36462/698/36462-698-0c5c9ff35c811e026db2adc9c32a77b8-918x310.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
2024年に実施した室内ポット栽培による社内試験(市販の培養土にユーグレナ粉末を添加した上でコマツナを播種。約1か月後に収穫し、土壌を採取)。本データは試験から得られたものであり、効果を保証するものではありません。また、使用状況により効果が異なる場合がございます。
■新製品を農業・畜産の展示会「農業WEEK 」で紹介
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[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/36462/698/36462-698-aabec5edf697fff46a2947e331c5d259-3900x2925.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
2025年10月1日~3日に幕張メッセで開催された農業・畜産の展示会「農業WEEK 」 に、当社と大協肥糧社が共同出展しました。ユーグレナを原料の一部に使用した新製品として、当社からは「ユーグレナ入りペレット肥料」「ユーグレナ入り有機培養土」を、大協肥糧社からは土壌改良資材の「藻力(そうりき)」を紹介しました。また、農林水産省の委託事業「ペレット堆肥の広域流通促進モデル実証」に採択された「中日本における混合堆肥複合肥料の生産・流通モデルの実証」 ※7について、これまで得られた成果・結果を報告しました。
※7 2023年9月21日リリース「農林水産省「ペレット堆肥の広域流通促進モデル実証」に採択されました 」 https://www.euglena.jp/news/20230921-2/
■『いきものたちにユーグレナ』について
『いきものたちにユーグレナ』は、微細藻類ユーグレナ(以下「ユーグレナ」)のもつ豊富な栄養素や生態系へ好影響を与える可能性を活かし、動物や植物の健やかな成長を支える、当社の新たな飼料・肥料ブランドです。
ユーグレナは、これまで食品や化粧品、バイオ燃料など幅広い分野で活用されてきましたが、2025年6月より『いきものたちにユーグレナ』を立ち上げ、飼料・肥料分野への本格展開を開始しました。ユーグレナを飼料や肥料に活用し、生産物そのものの力を高めることで、生産者の課題解決に寄与することを目指しています。
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/36462/698/36462-698-3a5bf1a662819aeff26897b0b67bd5aa-1012x603.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
<株式会社ユーグレナについて>
2005年に世界で初めて微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養技術の確立に成功。基本戦略として位置付けているバイオマスの5F(Food, Fine Chemical, Feed, Fertilizer, Fuel)に沿って、ヘルスケア事業、バイオ燃料事業を推進。2022年にサステナブルアグリテック領域(Sustainable Agri-Tech:SAT)に本格参入。「人と地球を健康にする」というパーパスのもと、事業成長が社会課題の縮小につながるという「Sustainability First(サステナビリティ・ファースト)」体現のため、SAT領域に存在する社会課題縮小を目指し、肥料および飼料の研究開発・販売に取組んでいます。
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