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運転中の脳波を測定して本やコーヒーをオススメしてくれる、ちょっと近未来的な試乗会

運転中の脳波を測定し、そのデータをもとに、ドライバーの特徴や嗜好にあった本(ジャンル)とコーヒーを紹介するという、ちょっと変わった取り組みをフォルクスワーゲンが行っています。

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    e-mobility station@湘南T-SITE e-mobility station@湘南T-SITE

    これは『e-driving』と呼ばれ、12月10日から2月15日の期間限定で、神奈川県藤沢市の環境配慮型街区『Fujisawaサスティナブル・スマートタウン』内にオープンした『e-mobility station@湘南T-SITE』で体験できます。
    蔦屋書店を運営する、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社とのコラボで誕生した試乗エリアで、店内には書籍のプロが選んだ27のジャンル、3,000冊の本が置かれ、試乗しない人でも自由に閲覧できるようになっています。

    ■いざ体験

    店内でe-drivingを体験したいとスタッフに伝えると、免許証の提示や簡単な書類記入を求められます。
    一通りの手続きが済むと、脳波測定システム『感性アナライザ』というものが手渡され、額に端子、左の耳たぶにクリップを付け、頭にしっかりとセットします。慶應義塾大学理工学部システムデザイン工学課 准教授で、電通サイエンスジャムCTOの満倉靖恵氏が開発したものだそうです。

    感性アナライザ 感性アナライザ

    準備が済むと試乗車に案内されます。使用するのは、フォルクスワーゲンの新しいEV『e-up!』。助手席にはスタッフが乗車して、あれこれ機能を説明してテストをサポートしてくれます。

    テストは、テストコースを2周、約10分程度走行して行われます。
    発進・停止・加速・減速などの操作を繰り返し、回生ブレーキの効き具合や加速感の違いを体験してみたり、Normal、Eco、Eco+の3つの走行モードも体験。Eco+ではエアコン機能が停止され、より航続距離を延ばせるようになっています。
    スタッフによると「Eco、Eco+のモードであっても、アクセルペダルを踏み込んでキックダウンの操作を行えば、フルパワー、最大トルク、トップスピードを引き出せます」とのこと。

    ■試乗中の脳波データをもとに本とコーヒーをおすすめ

    約3分ほど待つと、出力シートがもらえます。総票は3つに分けられていて「enjoy」「exciting」「emotion」。

    出力シート fw2014121905

    この時の結果は「enjoy」=60 「exciting」=53 「emotion」=100。分析結果には「enjoy度とexciting度が高く、安定していました。あなたの脳は電気自動車の加速感や小回り性能、静粛性に満遍なく興味を持った状態です。」と書かれています。

    そしてお勧めの本は、「人の話をしっかり聴くことができるあなたは、ホームパーティを開催することをおすすめします。」という文章とともに、店内の棚番号が記載されています。「この棚(ジャンル)の中から好きな本を選んでね。」ということらしいです。

    お勧めのコーヒーは「広い心を持つあなたには、爽やかで甘味のある『小淵沢オリジナルマイルドブレンド』がおすすめ。」と書かれており、試乗するとそのコーヒーが試飲できます。出されるコーヒーは軽井沢に本店を置く『丸山珈琲』がブレンドしたもので、本のジャンルと同じく、27種類用意されているそうです。

    なお、この脳波測定試乗は12月28日まで毎日開催されています。12月29日から1月4日までの正月休み明けからは、期間中の土日祝日のみの開催になるそうです。脳波測定を行わない『e-up!』だけの試乗体験も可能で、試乗だけなら全日可能になっています。
    他にも期間中、著名人トークショーも予定されています。詳しい日程は専用サイトで随時情報が紹介されるということなので、行かれる方は事前に確認してください。

    e-mobility station@湘南T-SITE
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