「やっと会えたね……」。これは七夕の日に彦星が織姫に言ったセリフではありません。筆者がなか卯で7月8日から販売されている「うな丼 豪快盛」(税込1650円)に言ったセリフです。……ということで、2020年にメニュー名の通り豪快な盛り付けが話題になった「うな丼 豪快盛」を、昨年に引き続き発売日当日に食べて来ました。
「うな丼 豪快盛」は、一本分のうなぎが丼からあふれるほど豪快に盛りつけられた贅沢な逸品。2020年に新発売されると、インパクトのある見た目とボリュームで人気に火がつきました。
そんな「うな丼 豪快盛」と1年ぶりの再会をするべく、自宅近くのなか卯に向かった筆者。ちょっとドキドキワクワクしながらお店に到着すると、外に掛けられていたメニューのタペストリーの中に恋人を……いや、「うな丼 豪快盛」を発見!お店に入って食券を購入し、再会の時を待ちました。
店員さんが運んでくるまでそんなに時間はかからなかったと思うのですが、それまで「まだかな?まだかな?」と心の中で何度もつぶやいていました。
そして、ついに再会!1年ぶりの「うな丼 豪快盛」も、うなぎのこうばしい香りをさせながら、キラキラ美しい輝きを放って筆者の目の前に登場。「やっと会えたね……」。あやうく仕事を忘れて写真を撮らずに食べそうになってしまいました。(過去これをやって編集長を呆れさせたことがある)
うなぎのタレの香りと丼からはみ出したうなぎが「早く食べて」と訴えかけてきます。「もう少しだけ待っててね」と心で返事をしながら写真を撮る筆者。しかし、もう我慢の限界……いただきます!
じっくりと焼いて蒸し上げた後に、特製のこだわりタレで付け焼きを3回も繰り返したという、うなぎの蒲焼はお箸で簡単に切れるくらい柔らかく、口の中へ入れると、ふわふわ……。脂がのったジューシーなうなぎの味わいが口の中いっぱいに広がり、美味いを通り越して、もう幸せ。
大きく切って口の中に入れても、トロッと溶けるようにすぐに無くなってしまう、うなぎ。ご飯に合うことは言うまでもありません。ただ、そのご飯がうなぎに比べて少なく感じてしまいました。丼ものとしては一般的な量なのでしょうが、大食いな筆者には物足りず……。追いご飯をしたくなってしまいます。そんなものメニューにありませんが……。
そんな事をねちねち考えているうちに、いつの間にか完食していました。楽しい時間は本当にあっという間に過ぎてしまいます。ごちそうさまでした!ちなみに「うな丼 豪快盛」は9月中旬に販売終了予定とのこと。「今年は、あと何回会えるかな……」と考えながら、お店を後にした筆者でした。
(取材・撮影:佐藤圭亮)