おたくま経済新聞

ネットでの話題を中心に、商品レビューや独自コラム、取材記事など幅広く配信中!

おそ松さん似すぎアプリで炎上のカタムスビ 説明ないまま「逃走」

3月頭頃からネット炎上していた、アプリ開発のカタムスビが、Twitterアカウントの削除および、公式サイトの事実上閉鎖をしていたことがわかった。

カタムスビは公開していた時点の公式サイト記載情報によると、2015年11月1日設立。「カタムスビ」が会社形態の組織なのかゲームブランド名なのかは一切紹介されていなかったが、Google Playから『トキメキオフィスラブ』をリリースしている。

  • 【関連:絵師は同人作品と聞かされていた!おそ松さん似すぎアプリ炎上で絵師の方が説明】

    おそ松さん六つ子設定に似すぎアプリ炎上

    ■炎上の経緯

    そんな中、2月下旬頃から公式Twitterを通じ順次、次回作のキャラクターや設定を紹介。するとあまりにアニメ『おそ松さん』の六つ子達に設定が似ていると指摘が相次ぎ、3月上旬にはいわゆる「パクリ騒動」に発展。

    ただし、キャラクターは新たに描きおこされたイラストで、またキャラクター名も別のものだったことから、このまま類似作品としてリリースする可能性も考えられていた。しかし3月4日、イラストを担当した人物がTwitter上で名乗りをあげ、このイラストの使用目的は「同人ゲーム」と聞かされていたと説明しさらに加熱することに。

    イラスト担当者の話によると、カタムスビとは前作(トキメキオフィスラブ)からのつきあいで、個人的知人を介して前作のイラスト発注をうけたという。
    しかし今作については、知人と個人的な話の中で「同人ゲームを作りたい」という相談があり描き下ろしたものとのこと。「あくまで二次創作物であって、キャラ名まで変えて商業利用されるとは聞いておりませんでした。」と説明し、先方には使用停止を即座に求めたという。するとすぐに謝罪があったとし、「相手様から正式な発表は後ほど頂けると思います。」とも知らせていた。

    【カタムスビ公式Twitterに掲載されていたキャラクター設定】
    ・壮馬:一番上のお兄ちゃん。いつも人を茶化しているようで、ここぞというときには頼りになる。
    ・千秋:兄弟の順番は三番目。一番常識人に見えて、実は…!?
    ・翔(かける):ちょっぴりイケイケな次男。かっこつけたがりな言動をよく突っ込まれるけど、本当は誰よりも兄弟想いの優しいお兄ちゃん。
    ・透(とおる):世渡り上手な末っ子。兄弟では唯一仕事をしている真面目さん。甘えたがりだけど、ときどきあざとく女の子を翻弄することも…?
    ・一二三(ひふみ):無愛想で口の悪い四男。兄弟相手に辛辣な言葉を吐いたり、他人に対して人見知りをする。だけど本当は誰よりも兄弟想い。
    ・天使(あまつか):いつもお気楽で正直なにを考えているのか分からない五男。空気を読めていない言動が多いけれど、ここぞというときにはびしっと決める。
    ※掲載順および文章は原文そのままです。

    ■説明しないまま「逃走」

    イラスト担当者に対し当初一部からは非難の声があがっていたが、自身のTwitter上できちんと説明・謝罪を行ったこと、さらにイラスト担当者も騙されていたという事情もあり、その後擁護する声が集まっている。

    対し、カタムスビについてはさらに非難の声が集まることとなり、謝罪や説明がいつ行われるか注目されていた。編集部でもこれまで2度この問題をとりあげ、いつ発表があるか注目していたが、3月9日に確認してみたところいつの間にかTwitterアカウントは削除、公式サイトはコンテンツが全て落とされ緑の画面に。事実上「サイト閉鎖状態」となっている。
    おまけに前作『トキメキオフィスラブ』もGoogle Playから削除されていた。 言い方は悪いが、ネットでいう「逃走」という状態だ。しかも全力での。

    カタムスビ公式サイトトップ

    ・カタムスビ公式サイト(http://www.katamusubi.com/)
    ・カタムスビ公式Twitterアカウント(@Katamusubi_info
    ・Google Play『トキメキオフィスラブ』(katamusubi.tokimekiofficelove)

    公式サイトは完全閉鎖とはなっていないため、もしかしたらいつか復活することがあるのかもしれない。
    しかし、ここまでの対応をした後なので、復活したとしても二度と信頼を取り戻すことはできないだろう。ゲームのようにリセットボタンを押して一からやり直せば良いという訳にはいかないのだから。なんともお粗末すぎる。

    (文:HideI)

    あわせて読みたい関連記事
  • 神奈川県警、暴力動画の拡散警告ポストを削除 「配慮に欠けた」
    インターネット, 社会・物議

    神奈川県警、暴力動画の拡散警告ポストを削除 「配慮に欠けた」

  • 「呪術廻戦」酷似ゲームを巡る騒動 公式声明後にApp Storeから姿消す
    ゲーム, ニュース・話題

    「呪術廻戦」酷似ゲームを巡る騒動 公式声明後にApp Storeから姿消す

  • pium、“カスハラ声明”きっかけに炎上 接客批判受け謝罪と改善策
    インターネット, 社会・物議

    pium、“カスハラ声明”きっかけに炎上 接客批判受け謝罪と改善策

  • 炎上をモチーフにした日本初の体験型展示イベント「炎上展」
    イベント・キャンペーン, 経済

    「バズりたいけど燃えたくない」 SNS世代必見「炎上展」、池袋で開催

  • 邪悪なAI搭載「絶対にバズるSNS」で理不尽な炎上を疑似体験→リアルすぎて怖くなった
    インターネット, おもしろ

    邪悪なAI搭載「絶対にバズるSNS」で理不尽な炎上を疑似体験→リアルすぎて怖くな…

  • 起業家・岡崎雄一郎さん
    インターネット, 社会・物議

    短命に終わった「レンタル怖い人」 運営者・岡崎雄一郎さんに舞台裏を聞いた

  • お笑いコンビ・アインシュタインの稲田直樹さんの公式X
    インターネット, 社会・物議

    アインシュタイン稲田の“潔白”が証明された日 暴露文化とSNS拡散が残したもの

  • まとめサイト「JAPAN NEWS NAVI」関連アカウント、Xで一斉凍結
    インターネット, 社会・物議

    まとめサイト「JAPAN NEWS NAVI」関連アカウント、Xで一斉凍結

  • 109シネマズ運営が最終報告、投稿者にも責任問う動き 「販売予定のポップコーン」動画は「廃棄品」と断定
    社会, 経済

    109シネマズ運営が最終報告、投稿者にも責任問う動き 「販売予定のポップコーン」…

  • 読売ジャイアンツ公式Xが父の日企画でまさかの炎上 思い出尋ねる投稿に恨み節続々
    インターネット, びっくり・驚き

    読売ジャイアンツ公式Xが父の日企画でまさかの炎上 思い出尋ねる投稿に恨み節続々

  • おたくま編集部Editor

    記事一覧

    おたくま経済新聞・編集部による監修or執筆

    ▼こちらのライターの最新記事▼

  • ABEMAで「ユーリ!!! on ICE」が無料一挙放送 「SHIBUYA ANIME BASE」で特集も
    アニメ/マンガ, 放送・配信

    ABEMAで「ユーリ!!! on ICE」が無料一挙放送 「SHIBUYA AN…

  • 描き下ろし記念ビジュアル
    アニメ/マンガ, ニュース・話題

    河内遙「涙雨とセレナーデ」2027年TVアニメ化 描き下ろし記念ビジュアル公開

  • 手のひらサイズの小型プロジェクター「CINEMAGE nano」登場
    商品・物販, 経済

    手のひらサイズの小型プロジェクター「CINEMAGE nano」登場

  • 「映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城」メインビジュアル
    アニメ/マンガ, ニュース・話題

    映画ドラえもん新作、災害描写の注意喚起 「地震を描くシーンがございます」

  • 一文字一匹「保護犬フォント」登場 猫も収録、支援広げる書体が日本へ
    企業・サービス, 経済

    一文字一匹「保護犬フォント」登場 猫も収録、支援広げる書体が日本へ

  • Dock3離陸
    インターネット, サービス・テクノロジー

    夜の雪山「捜索できない」常識を覆す ドローンが変えた救助と残る課題

  • トピックス

    1. 甘いの?しょっぱいの?1日20食限定の「チョコレート味噌ラーメン」が唯一無二の体験だった

      甘いの?しょっぱいの?1日20食限定の「チョコレート味噌ラーメン」が唯一無二の体験だった

      都内に6店舗を構えるラーメン店グループ「ソラノイロ」は、2月11日から「そらのいろ 銀座本店」にて1…
    2. 鳥羽周作シェフおすすめの「ペヤング」アレンジを実践 溶き卵につけるだけで劇的変化が!?

      鳥羽周作シェフおすすめの「ペヤング」アレンジを実践 溶き卵につけるだけで劇的変化が!?

      料理人の鳥羽周作さんが、自身のXで驚きのアレンジを紹介しました。その名も「とんでもなく簡単に最高の飲…
    3. ゲーマー御用達Discord、ちょっと本気を出す ティーン向け安全設定が強めに

      ゲーマー御用達Discord、ちょっと本気を出す ティーン向け安全設定が強めに

      ゲーム好きにはおなじみのコミュニケーションサービス「Discord(ディスコード)」が2月9日、未成…

    編集部おすすめ

    1. 描き下ろし記念ビジュアル

      河内遙「涙雨とセレナーデ」2027年TVアニメ化 描き下ろし記念ビジュアル公開

      河内遙さんの「涙雨とセレナーデ」が、2027年にテレビアニメ化されることが決定しました。単行本最終14巻の発売日にあわせて、2月13日に発表…
    2. 「映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城」メインビジュアル

      映画ドラえもん新作、災害描写の注意喚起 「地震を描くシーンがございます」

      東宝系で2月27日に公開される「映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城」について、映画ドラえもん【公式】Xアカウント(@doraeiga)が…
    3. Dock3離陸

      夜の雪山「捜索できない」常識を覆す ドローンが変えた救助と残る課題

      一般社団法人Japan Innovation Challenge(JIC)は2月10日、北海道富良野スキー場で1月に発生したバックカントリー…
    4. 「手のひらネットワーク機器」第4弾

      カプセルトイなのに本格派 「手のひらネットワーク機器」第4弾が登場

      カプセルトイでありながら本格的すぎると話題を集めている「手のひらネットワーク機器」シリーズから、第4弾が登場します。2026年6月中旬より、…
    5. 新システムは「横丁手形-ヨコパス-」

      クレーンゲーム革命!LINEで即プレイできる「ヨコパス」始動 船橋に誕生する「クレーン横丁 極」からスタート

      両替もカードも不要、LINEひとつで遊びから景品交換まで完結するクレーンゲームの新しい仕組みが、千葉県船橋市の「クレーン横丁 極(きわみ)」…
    Xバナー facebookバナー ネット詐欺特集バナー

    提携メディア

    Yahoo!JAPAN ミクシィ エキサイトニュース ニフティニュース infoseekニュース ライブドア LINEニュース ニコニコニュース Googleニュース スマートニュース グノシー ニュースパス dメニューニュース Apple ポッドキャスト Amazon アレクサ Amazon Music spotify・ポッドキャスト