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『マツコの知らない世界』紹介の“包まない”キャベツシューマイつくってみた

4月19日に放映された『マツコの知らない世界』(TBS)で料理家の野上優佳子さんが、冷めても美味しい弁当にピッタリのおかずとして紹介した「キャベツシューマイ」が、あまりに美味しいとWeb上で大絶賛されていたのでつくってみましたよ!

  • 【関連:マツコさん絶賛の「牛乳リゾット」 一足話題に乗り遅れ今頃つくってみたよ】

    キャベツシューマイの材料

    テレビで放映された材料は鶏挽き肉200g、玉ねぎ1/4個、生姜のみじん切り適量、酒と砂糖が小さじ1ずつ、醤油が小さじ2、片栗粉が小さじ1強、キャベツが2~3枚でしたが、別の編集部員が行った実験調理(記事化を決定する前に実際においしいかどうか調査する実験のこと)の結果によると「味がちょっと薄いかも……」ということだったので、4人前にアレンジするついでに以下の分量に調整してつくってみました。

    【一度つくってみて調整を加えた分量】

    鶏挽き肉  350g
    生姜    適量
    玉ねぎ   1/2
    キャベツ  千切りになったもの1袋
    塩     塩もみ用

    酒     
    片栗粉   それぞれ大さじ1
    醤油    大さじ1.5
    砂糖    小さじ1

    ■蒸す以外にレンチン版も試してみた

    つくり方は簡単。ひき肉、みじん切りにした生姜と玉ねぎ、酒、醤油、片栗粉、砂糖をボウルに入れて混ぜます。キャベツはビニル袋に入れて塩もみしておきます。
    混ぜたものをだいたい直径3センチくらいに丸めてクッキングシートに並べたら、上から千切りキャベツをパラパラと乗せていきます。フライパンに100ccほどの水を入れて静かにクッキングシートを入れて沸騰させたら蓋をし、弱火で12分蒸したら出来上がりというのがオリジナル。

    全ての具を入れて肉だねをつくる
    フライパンで蒸した

    オリジナルの蒸し方と別に電子レンジ500Wで5分チンした時短版もつくってみました。なお、電子レンジでチンの場合はレンジで蒸す関係上水分の発生を考え千切りキャベツを肉だねの上下にまぶして行っています。

    ■下にキャベツを敷いてレンジでチンしたら1番簡単で美味しかった

    結果、クッキングシートに水が入ってくるというトラブルはなかったものの、やはり肉汁がたくさん出てきてしまいました。クッキングシートのままお皿に乗せたらいいのですが、それでも肉汁がもったいない……。塩胡椒で調えたら良いスープになりそうです。

    味の薄さについては、実験調理の時に薄いと分かっていたため調整しましたが、それでも濃い目好きな人にはまだ物足りないかもしれません。薄いなぁという時には、ポン酢などで味を調整してみてください。

    オリジナル手順で蒸した物

    オリジナル手順で蒸した物


    上下を千切りキャベツではさんでレンチンしたもの

    上下を千切りキャベツではさんでレンチンしたもの

    そして、レンジでの調理ですが、ばっちり美味しく仕上がりました!キャベツが出た汁気を吸ってくれてもうお口の中がし・あ・わ・せ!

    過去に普通のシューマイをレンジでチンしたことがありますが、上に濡らした布巾を被せたりしないと皮がパリパリになりすぎて美味しくはなりません。しかし、このキャベツシューマイの場合は皮を使わないこととキャベツの水分がいい具合に蒸している状態をつくりだしてくれました。美味しさ度合いについてですが、蒸してもレンジでもさほど差は感じられません。強いて言えば蒸す方が少しだけふっくらしているような?程度。
    ただ汁気が沢山でるのは間違いなく蒸す方なので、つゆだくにしたい!という方は蒸す方がオススメ。

    また、今回は電子レンジ版のみでキャベツを上下まぶして蒸してみましたが、普通にフライパンで蒸す版でも千切りキャベツを上下まぶせば、ある程度キャベツが汁気を吸ってくれそうな予感。個人的にはこの手順次回試してみようと思います。

    キャベツの甘みと鶏肉のジューシーさが絡みあったキャベツシュウマイ。ほくほくでふうふう言いつつ汗だくになりながら食べてビールなんか飲んじゃった日には、1日の疲れも吹っ飛びますよ。 筆者もリピートしたくなるほどお気に入りの一品になりました。気になった方はぜひチャレンジしてみてくださいね!

    ▼参考
    マツコの知らない世界

    (文:大路実歩子)

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