お湯を注ぐだけで数分待ったら美味しく食べられるカップ麺。
1971年に日清カップヌードルが爆誕してから、日本では実に約1000種類以上ものカップ麺が販売されてきたそうです。
【関連:ジョブチューンで紹介の「赤いきつねの炊き込みご飯」つくってみた】
普通に食べても美味しいのだけれど、カップ麺愛ゆえに「ちょい足し」するファンが増加。
今やファンが勝手に盛り上がるだけのものではなく日清カップヌードルに梅干しをちょい足ししたものは開発者も絶賛するほどなんだとか。
というわけで、編集部でも「新ちょい足し」をテーマにちょっと意見を出し合ってみました。
まず最初に行ったのが定番の洗い出し。意見を出し合ったり、色々調べてみた結果、既に合うことが知られているちょい足しがこちら。
・チーズ
・カレーパウダー
・バター
・お酢
・キムチ
・ラー油
テレビなんかで見たことあるという人も多いのではないでしょうか。この6つは「カップ麺ちょい足し」の定番中の定番。チャレンジ案件で「納豆」というのもありましたが、これは完全に好みが別れるようです。
今更これらを組み合わせても仕方がないので、ならばこれ以外で今まであまり話題になっていない「ちょい足し」はないのか?と話し合い出てきたのが「コンビーフ」。
以前、別の記事特集「マンガ飯」で、「コンビーフ茶漬け」(深夜食堂より)を紹介しています。コンビーフはお湯をかけると優しいテールスープのような味が染み出してくるので、その時の記憶から合うんじゃないかという意見が数名から出てきました。さらにネットで調べてみると、珍しいちょい足しに「卵」を見つけることが出来ました。
そこで早速「コンビーフ」と「卵」を色んな組み合わせで、定番から最近のカップ麺にちょい足しし試食してみました!といいたいところですが、コンビーフの仲間「ニューコンミート」を実験ではうっかり使用しています。まぁ似ているのでご容赦ください。
■日清どん兵衛 きつねうどん(ミニ)+ニューコンミート
話し合いの真っ先に提案のあった組み合わせ。和風だしに洋風の味。どうなることやら……。とやってみたところ、ニューコンミートの味が出汁に染み出て意外にも美味しかったです。うどんとの相性もばっちり。きつねうどんのちょい足しとしてこのところ「バター」が話題になっていました。バターがあうくらいですもの。ニューコンミートもあって当然でした。互いに互いの良いところを出し合って、うまーく絡み合ってる感じでしたよ。
【結果=あり】
■HOTNOODLE 旨みしお味+ニューコンミート
絶対美味しいはず! と編集部内での下馬評が高かった組み合わせですが、残念ながら塩味が勝ってしまいニューコンミートを入れた意味があまりありませんでした。ニューコンミートから出るスープって優しいですからね。
【結果=なし】
■ハリガネ 高菜明太味とんこつ+ニューコンミート+卵
まずくはないけれど、明太子の味が見事に消えてしまいました。どうもニューコンミートと卵のまろやかさが味を消してしまったようです。
【結果=微妙】
■俺の塩(塩やきそば)+ニューコンミート+黄身だけ
入れる卵は水っぽさを気にして黄身だけにしたのですが、絶品でした! 塩やきそばの味とニューコンミートの肉と塩気と卵の黄身の濃厚さが絡み合い大成功。これはかなりおすすめです!
【結果=大あり!】
■日清リッチカップヌードル(贅沢だしスッポンスープ味)+ニューコンミート+卵
こちらも全ての味が絶妙に絡み合って美味しかったです。 ちなみに味にまだ余裕がありそうだったので好奇心で後からガーリックソルトも入れてみたのですが、ガーリックソルトは入れてもあまり意味はありませんでした。ちょい足しするならニューコンミートと卵が完成形のようです。
【結果=あり】
■ちょい足しする時は卵も一緒がおすすめ!
ニューコンミートは水分が少なく塩気のある加工食品です。それゆえに、カップラーメンにちょい足しすると水分を奪ってしまいます。
そこで卵を入れることにより、食べやすくしてくれるのと同時にニューコンミートの塩分もまろやかに緩和してくれるので、どの組み合わせでも入れるのはかなりおすすめです。
ただ生卵だけじゃなく、温泉卵もありだとおもいます。好みに合わせて色んな食べ方、ぜひ試してみてください。
※初出時、文中でニューコンミートと説明すべきところ一部コンビーフになっていました。訂正しお詫びいたします。
(文:大路実歩子)