筆者も子を持つ親の一人ですが、ネット上で「2人目の子供って何歳差が理想?」という疑問の声をちょこちょこ見かけます。
そういう場合の回答はバラバラで「年子が楽よ!」という方もいれば、「2歳差が理想」という方も。またちょっと離れると6歳~7歳差という方もいらっしゃいます。
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私の場合は2歳差で2人の子を出産しましたが、確かにある程度年頃の近い方が「勢い」で一緒に育てられる分後から思えば楽は楽だったかな……と思う反面、振り返れば下の子乳飲み子時代は上「魔の2歳」突入時期。
上「いやいや~」「ダメダメ~」「ギャーン(泣)」「スプーンポイッ!」
下「オギャーオギャー(乳くれ乳くれ)」「フンッフンッ(ウンチ&おしっこ)」
と常に何かとてんやわんや。
細やかに育児ができたかと見返すと反省点はいくつか発見できます。
年が近いのは良いこともあるけれど、最初の1年ぐらいはより体力と忍耐が必要だったかなと。まぁでも何とか乗り切れるんですけどね。
また7歳差で生んだ知人に意見を聞いてみたところ、「上と下で離れている分一人一人の小さい時期を大切にできた」「上の子がよく面倒を見てくれるので家族一丸で育児を楽しめた」という声が。年が離れるのは何かと不安視されますが、意外に一人一人向き合って育児ができるという意見でした。
ただこれもデメリットはあり「離れている分洋服のおさがりができなかった」「上の子が物心ある分、物分かりは良いけど下の子に構いきりの時は寂しくさせたかも」という反省点もあるそうです。
上記話題には出ていませんでしたが、3~4歳差の方の話もネットで拾ってみると、乳児・幼児・小学校と特に問題はないものの、後々上と下で中学校~大学と入学年が重なるため出費はもちろん、入学・卒業式の日程が重なる場合もあり、そういう意味でいろいろ大変さがあるそうです。確かにそうですよね、先々見通しお金を準備していたとしても、その時何が起こるかわかりませんもの。
でもね、どれにせよ「大変だったな」と語れるのは後の話。
やってる最中は「大変だな」と思うことがあっても、「寝顔が可愛いなぁ」「少し洋服小さくなったな」「あれ、顔が少し大人になった!」という何気ない日々の幸せですべてチャラになっています。
おそらく「何歳差が理想」と尋ねるお母さんはこれから生もうとしている方だと思います。生む前から先を見越し、ある程度計画するのは悪いとは言いませんが、でもあまり考えすぎるのもどうかと。それに何歳差かなんて効率の問題であり子育ての「大変さ」はどれも変わりませんし、「楽しさ」も「喜び」も変わりません。
「案ずるより生むが易し」。ほんとこの一言につきるのではないでしょうか。
(文:栗田まり子)