大阪市で「glass工房ココロイロ」を営んでいる新野恭平さんは、昔からゲームやマンガ、アニメなどが大好き。そこでゲームやアニメなどに登場しそうな武器を、ガラス細工の「my weapon」シリーズとして、リアル世界に誕生させています。
「my weapon-杖-」とTwitterに紹介された作品は、太陽の光を浴びてキラキラ輝くクリスタルのよう。この杖を持っていれば、どんな強力な魔法も使えそうな気持ちになってきます。
酸素バーナーから放出される2000度の炎を操り、これまでいろいろな剣や斧を生み出してきた新野さん。今回の杖はモデルにしたものは特に無く、様々なイラストを参考にしながら、ガラスでできる範囲の装飾を考えて制作したとのことです。
しかし、その過程はなかなか大変だったよう。ガラスを制作する際は途中で割れてしまう危険があり、モタモタすればするほど割れやすくなるため、作る順番をあらかじめ考えてやらないと失敗のリスクがかなり上がってしまうのだとか。
さらに今回の作品は、バーナーで作るには大きかったので、「重さ」と「熱さ」に苦労したと言います。ちなみに完成までに2日ほどかかったそうです。
型などは全く使わず、ガラス棒を溶かして整形したというガラスの杖。新野さんは「ガラスを整形した際にできるなめらかな曲線や細やかな装飾をみていただければ幸いです」と話していました。
この投稿には3万8000件を超えるいいねが付き、「ダンジョンの最深部に眠る激レア装備だ!!」「めちゃくちゃほしい」「ここだけ異世界感が出ている」など多くのコメントが寄せられ、みんな作品のクオリティーに興奮しています。
8月11日~15日まで大阪市北区にある「イロリムラ」という所で個展を開催予定。今まで生み出してきた「my weapon」シリーズをズラリと展示するそうなので、興味がある方は行ってみるのも良いかもしれません。
my weapon-杖- pic.twitter.com/niyxXKuQdD
— glass工房ココロイロ (@Sakura23saku23) July 17, 2022
<記事化協力>
glass工房ココロイロさん(@Sakura23saku23)
(佐藤圭亮)