家族が揃う年末年始。子どもを退屈させないために頭を悩ます親は少なくありません。そこで今回は、保育士で3児のママでもある筆者が、お正月シーズンにおすすめの手作りおもちゃをご紹介。
どれも安価で簡単に作れて子どもが喜ぶものばかり。お正月ならではのおもちゃを作って遊んで、子どもと一緒に楽しみましょう。
■ビニール袋でつくる「即席凧」での凧あげ
用意するものは、毛糸と油性ペン、持ち手付きのビニール袋。
油性ペンで絵を描いたビニール袋の持ち手部分に、タコ糸の代わりとなる毛糸を通せば即席凧の出来上がり!持ちやすいように持ち手側の毛糸の端にトイレットペーパーの芯を括り付けても良いでしょう。
市販の凧は、子どもには扱いが難しく、大人でも上手く上げられないこともしばしば。また、糸が長すぎて伝線に引っかかってしまう恐れもあります。ビニール袋の凧なら、少しの風で飛んでくれるので、小さな子どもでも簡単で安全に凧あげが楽しめます。
■うちわで羽根つき
うちわを「羽子板」に、風船を「羽根」に見立てて、お正月の伝承あそびである羽根つきを楽しみましょう。風船を使用するため、家の中で楽しめるのも嬉しいポイント。落とさずに何回羽根つきできるか挑戦です。
家族全員分のうちわを用意して一家で楽しむのもおすすめ。慣れてきたら風船を2個に増やすと、楽しさが倍増します。
■紙コップで簡単!手作りけん玉
新聞紙で作った玉を、テープでタコ糸に固定し、タコ糸のもう一方の端に紙コップを固定すれば「手作りけん玉」の完成。紙コップにお絵描きをすれば、自分だけのオリジナルけん玉が作れます。玉の大きさやタコ糸の長さで難易度が変わるので、子どもの年齢にあわせて調整しましょう。
■好きなキャラクターで福笑い
子どもの笑顔が見られること間違いなしの福笑い。定番の「おかめ」や「ひょっとこ」などでも良いですが、せっかく手作りするなら子どもが好きな動物やキャラクターの福笑いがおすすめ。
また、「笑った目」や「怒った目」など、パーツを複数用意すると、より面白さが増すでしょう。小さな子どもには、「もうちょっと左だよ!」と声掛けをするなどサポートをして、上手にできる手助けをしてあげましょう。
■どんぐりや折り紙で簡単手作り「こま」
折り紙や、公園のどんぐりなどで「こま」を作って遊びましょう。折り紙で作るなら、3枚を組み合わせて作る「花こま」がおすすめ。丈夫で良く回ります。どんぐりは、中心に穴を開けて爪楊枝をさせば出来上がり。「どっちが長く回るか競争」で盛り上がりましょう。
■年末年始は子どもとゆっくり関われる大切な時間
普段忙しくてなかなか子どもとゆっくりできない人も多いと思います。少しだけ時間にゆとりのある年末年始。子どもと一緒に作ってあそんで、お正月の楽しい思い出を作りましょう。
(一柳 ひとみ)