ハロウィンも終わり一気にクリスマスモードに変わりゆく世の中ですが、クリスマスが終わると次はすぐに年末。今年も11月1日に年賀はがきが各種発売されましたが、来年用の年賀状はこんなポイントにも注目です。
世界各国の郵便に関する研究や郵便切手文化などの継承を行っている公益財団法人 日本郵趣協会(@kitteclub)のツイッターで発信された、10月31日のツイートが話題になりました。
「2006年の年賀はがきではネコはこたつで丸くなっていましたが、2018年のネコは窓辺に座って外のトイプードルを見ています。戌年だけど、ネコにも注目です!」という文章に来年用の年賀はがきの『絵入り[寄附金付]』を紹介した画像が。
2006年の年賀はがきではネコはこたつで丸くなっていましたが、2018年のネコは窓辺に座って外のトイプードルを見ています。戌年だけど、ネコにも注目です! pic.twitter.com/7n3VB6TuUa
— 公益財団法人 日本郵趣協会 (@kitteclub) 2017年10月31日
その画像には、12年前の2006年の切手部分のデザインと2018年のデザインが並べてあり、左側の2006年デザインの切手部分は雪降る中を喜んで走るハスキーとお年玉くじのデザイン部分にこたつの際で丸くなって寝ている猫。そこに日本郵趣協会が入れた説明として「犬は喜び 庭かけ回り」「猫はこたつで丸くなる」と、童謡『雪』の一部分が添えられています。
その右、12年後、切手部分には雪の中を走るトイプードル、そしてそれを見ているかのようにデザインされている猫二匹。窓辺にハチ割れ短毛種のたれ耳猫と、フサフサな長毛トラ柄の猫。これはマンチカンとスコティッシュフォールドかな?12年前に比べて猫の描かれ具合に気合いを感じます。「走る、走る。トイプードル」「まだ 走っているニャン!」という添え書きにも思わずにやりとしてしまいました。若干あきれた様な顔して二匹そろって一か所を見ている様に見えるのはきっと筆者だけではないと思います。
このツイートのリプライを見て気が付いたのですが、年賀と文字が入った消印部分、よく見ると犬の足跡みたいな肉球マークでぐるりと丸く囲まれています。なかなか芸が細かい!! リプライを読むと見落としていた新たな発見が色々あり、関心の高さも窺えます。
ちなみに『絵入り[寄附金付]』は定価57円。1枚につき5円が寄附金となり、寄附金は東日本大震災による被災者の救助またはその予防(復興)、社会福祉の増進、青少年の健全育成を目的とする事業支援に使われます。他の年賀はがき(無地インクジェット写真用62円を除く)52円より5円高い計算となりますが、ご挨拶のついでに誰かも支援できるっていいですよね。
<引用>
公益財団法人 日本郵趣協会(@kitteclub)
(梓川みいな)