アイスクリームといえば、かつて「夏」というイメージでしたが、最近では冬に向けた様々な種類のアイスクリームが登場。11月7日には、赤城乳業より「漆黒のチーズケーキ」が発売されています。
「漆黒」という言葉だけを聞くと“若気の至りの代表格”とされる、厨二病的ハンドルネームを連想してしまう筆者ですが、「漆黒のチーズケーキ」は厨二病的アイスというわけではなく、名前通りの真っ黒なアイス。発売前から話題になっていたので、さっそく食べてみました。
■ 漆黒のチーズケーキとは
「漆黒のチーズケーキ」173円(税込)とは、ガリガリ君などで知られる赤城乳業から発売された新商品。
プレスリリース(報道向け発表資料)によると、真っ黒な見た目のチーズケーキ風味のアイスクリームで、黒い成分には「食用の竹炭パウダー」が使用されているそうです。
成分としては、水あめ、砂糖、植物油脂、加糖卵黄、レモン果汁、など、一般的なアイスクリームの原材料。またチーズの部分には、乳の風味や豊かなコク、なめらかさが特徴の「北海道産クリームチーズ」が使用されています。
そして、構造としては、チーズアイス・チーズ風味コーティングをベースとして、全体的に「竹炭」を使用。ただのチーズケーキでも良いのですが、真っ黒に仕上げるというのが、さすが遊び心を忘れない赤城乳業です。
■ 漆黒のチーズケーキを開けてみる
では「漆黒のチーズケーキ」を購入しにお店へ……行ったのですが、発売日当日は見つけることかなわず。発売から2日たってようやく近所のお店で発見!無事購入することができました。
やっと手に入った「漆黒のチーズケーキ」。さっそく開封して中を確認してみます。
いや、本当に黒い……。「ここまで黒くなくていいんじゃないか?」と思えるほど黒いです。言っても「チョコレートアイスぐらいじゃない?」と思っていたのですが、完全にそれ以上。真っ黒。一見すると炭のようです。これがアイスかぁ。
パッケージに「これぐらい黒い」と書かれているのですが、その表現に偽りなし。若干、アイスクリームに「霜」がついてしまい、白っぽくなっておりますが、普通はこれがない状態です。
■ 漆黒のチーズケーキを切ってみる
気になるのはこの「漆黒のチーズケーキ」自体の中身です。中身まで黒いということですので、本当に黒いかどうか確認すべく、ナイフで切ってみます。
では失礼して「サクッ……」。
黒すぎて断面がわからない!それほど黒い。たしかに中身まで真っ黒です。まるでSF映画「2001年宇宙の旅」に出てきた「モノリス」のよう。
破片を見ても、これが「アイスクリーム」とは誰もわからないはず。ましてや「チーズケーキ」という色ではなく、ゴムの破片のようにしか見えません。こういったパーツが道路の隅に落ちていますよね。とても「食べ物」の色ではない。
■ 漆黒のチーズケーキ味の方は……
ではこの「漆黒のチーズケーキ」どんな味がするのか?一通り見終わったので食べて行きます。
パクリ……なるほど、柔らかいソフトな「チーズケーキ味」。見た目のインパクトからして、てっきり硬いシャリシャリの氷系アイスクリームだと思ったのですが、想像とは全く違います。
むしろその「ギャップ」に衝撃を受けました。非常にソフトでなめらか濃厚なチーズケーキアイスクリームという「食感と味のギャップ」。
ついでに、この「漆黒のチーズケーキ」の色に近い「漆黒」は身近なもので無いものだろうか……と探したら、ありましたよ。非常に身近なところに。そうです、ピアノの「黒鍵」です。
「漆黒のチーズケーキ」を「黒鍵」の上に置いても……何ら違和感がない。むしろ黒鍵に棒がついているようにも見えるぐらいです。
「漆黒」というのは見た目だけで、目をつぶって食べるととても美味しいアイスクリーム。このギャップもたまりません。
ちなみに気になる歯への影響ですが、当初「お歯黒状態」を懸念していたものの、そんなことはありませんでした。とはいえ、外出中やオフィスで食べた場合は、念のために食後うがいをしておくと安心です。
ということで、「漆黒のチーズケーキ」、コンビニ等で見かけたらぜひとも食べて、身近な黒いものと比べてみてください。
<参考>
漆黒のチーズケーキ(スティック)
(たまちゃん)