おたくま経済新聞

ネットでの話題を中心に、商品レビューや独自コラム、取材記事など幅広く配信中!

北国勢からのアドバイスが「北から目線」に続々 雪道は猫背気味に歩く!など

 関東で大雪が降る度に活性化する、ツイッターハッシュタグ「#北から目線」が1月22日に関東を襲った、大雪日の朝から再び活気づいていました。

 このハッシュタグはそもそも、関東が大雪に見舞われると発覚する首都圏機能や関東人の“雪耐性の低さ”を北国視点で「上から目線」もとい「北から目線」で指摘するというものでしたが、あまりに関東人の雪耐性が低すぎたのか「この人たちマジやばい」と心配してくれる北国人が続出。

 今では大雪が関東を襲う度に、心優しい北の天使が舞い降りる「雪対策のアドバイスハッシュタグ」という、心温まる側面も持っています。

  •  今回も当日の朝、関東人の多くは「なんとかなるだろう」と“のほほん”構える人が多かったように思われますが、いち早く危険を察知した北国の人たちが、関東で雪が降り始めるずいぶん前の早い時間から、続々と的確アドバイスを投稿。帰宅時間の関東民を情報という面で少なからず助けていました。

     中でも注目されていたのが、pacoさんがイラストで紹介してくれた、雪の中での歩き方をまとめた「こういうコトに気をつけたらイイよ!」集。雪道の歩き方のポイントと、室内に入る時の注意がまとめられています。

    ■ 歩く時は猫背気味!

     まず雪道を歩く時には、ざっくり2つのポイントがあるそうです。

    ・降りたてフワフワの雪が積もった雪道の上は滑りにくいよ!

    ・歩く時は猫背ぎみに足をふんばる。重心が下に行くように意識してみよう。一歩一歩地面を踏み出すイメージで歩くとすべりにくいよ!

     既に降った後の場合には、下にアイスバーンが隠れている場合もありますが、今回首都圏を襲った雪は、本当の「降りはじめ」。そこで、初めて大雪が降った場合の対策としてアドバイスしてくれています。

    ■ 建物に入る前には必ず足下の雪をしっかりトントンして落とす!

     次に教えてくれているのが、建物や車の中に入った時のアドバイス。何かに靴のまま入る時は、足の雪をしっかり落としてからと教えてくれています。

    ・車に乗る前、玄関入る前、建物入る前には(足元を)トントンして欲しい。

    ・外も滑るけど建物入った時はもっと滑る。なるべく靴についた雪や氷を落としてから入店しよう!

     理由は中に入った時、車や建物の床を汚さないというのはもちろん、何より滑る危険を回避するためだそうです。雨の日のコンビニを思い出していただければわかるかと思いますが、靴がぬれたままの店内は滑りやすく危険に感じることがあります。雪もそれと同じ事で、特に雪の場合は靴底に知らぬ間に大量の雪がついていることもあり、コンビニや病院など表面がつるつるした床の場所に入ると、一気に「つるん!」と滑り、大けがの元になることもあります。

     実際この事故についてはネットに多数報告があげられており、しっかり雪を落とさないままコンビニに入ったら一気に滑ってカーリングポーズになったとか、そのまま商品棚に突っ込んだ……なんて声も。

     ちなみに筆者、昨日徒歩で帰宅いたしました。編集部のある千葉県では15時ぐらいまでほとんど積もっていませんでした。そのためすっかり油断していたところの、わずか2時間後……ドアをあけると突然視界にはいる数センチの積雪。

     あまりの雪景色っぷりに大いにとまどいましたが、ツイートの通り猫背気味にフワフワ雪の上を歩くように心がけたら、ちょっとしたヒールのあるブーツでも転ぶことはありませんでした。なお、途中後ろを歩いていた散歩中のワンコとお兄さんはすってんころりん。犬も転ぶという瞬間を初めて目撃しました。そして犬も転ぶと目を見開くんですねぇ……。

     1月23日の関東地方は、暖かい青空が広がっています。既にこの話題はもう古い!と思われるかもしれませんが、日陰など場所によってはまだ数日は雪が残ることもあり、「今更」と思わず、せっかく北の天使がくれた贈り物。ケガにあわないためにも、頭の片隅にでも入れておいてはいかがでしょうか。

    <記事化協力>
    pacoさん(@sansnopanntu)

    (宮崎美和子)

    あわせて読みたい関連記事
  • 雪の上を歩いて描いた地上絵、現れたのは巨大な海の生き物たち
    インターネット, おもしろ

    雪の上を歩いて描いた地上絵、現れたのは巨大な海の生き物たち

  • 玄関前に停めた車が、ない……北海道・帯広の恐ろしい積雪ぶりを物語る1枚
    インターネット, びっくり・驚き

    玄関前に停めた車が、ない……北海道・帯広の恐ろしい積雪ぶりを物語る1枚

  • これが雪国の本気?道路標識に手が届きそうなほど高く積もった雪に衝撃
    インターネット, おもしろ

    これが雪国の本気?道路標識に手が届きそうなほど高く積もった雪に衝撃

  • 横断歩道の白い部分は危険、ニット帽は体温も頭も守れる……頼もしすぎるフォロワーたちの寒波対策まとめ(画像:PhotoAC)
    ライフ, 雑学

    横断歩道の白い部分は危険、ニット帽は体温も頭も守れる……頼もしすぎるフォロワーた…

  • パッケージ表面には水性の表記
    ライフ, 雑学

    寒波到来でセメダイン公式が呼び掛け 「木工用接着剤は2度~40度の場所で保管を」…

  • 画像提供:あろさわきしんさん(@Arswkissing)
    インターネット, おもしろ

    「北国の義務教育」が話題 路肩の雪山では絶対に遊ぶな!

  • 坂道発止でのスリップを避け、坂下に停車して信号待ちをする軽トラック(カンチャンさん提供)
    インターネット, 社会・物議

    雪での坂道発進はスリップに注意! 坂下で待つ軽トラが「分かってる」

  • 凍結時に横断歩道のペイント面が滑りやすいと注意喚起するど ツイート(スクリーンショット)
    インターネット, 社会・物議

    横断歩道の白い部分は凍結すると滑りやすい!雪国で学んだ忠告に賛同集まる

  • 画像提供:る~あさん(@R0ue_N)
    インターネット, おもしろ

    まるでマインクラフトの世界 3Dプリンターを駆使して作った雪玉に「天才」

  • 雪のベランダに残された一歩だけの足跡(KOJIさん提供)
    インターネット, おもしろ

    冷たさに負けて1歩で断念 雪に残った猫の足跡

  • おたくま編集部Editor

    記事一覧

    おたくま経済新聞・編集部による監修or執筆

    ▼こちらのライターの最新記事▼

  • 嵐・四宮社長が偽アカウント多発に注意喚起 「来年のツアー用新アカウントの予定もなし」
    エンタメ, 芸能人

    嵐・四宮社長が偽アカウント多発で注意喚起 「来年のツアー用新アカウントの予定も現…

  • カレーシチューに、フレンチサラダ、本当にまずかった脱脂粉乳他(2300円)
    イベント・キャンペーン, 経済

    昭和の“たのしい給食”が期間限定で復活 脱脂粉乳まで再現した「絶滅危惧食フェア」…

  • 新商品「うまかっちゃん<濃厚新味 あごだしとんこつ>」
    商品・物販, 経済

    焼きあごの香ばしさと細カタ麺の共演 「うまかっちゃん<濃厚新味 あごだしとんこつ…

  • 北海道産のチーズを2種類使った秋冬限定フレーバー「かっぱえびせん 北海道Wチーズ味」
    商品・物販, 経済

    北海道産チーズのW使い!「かっぱえびせん 北海道Wチーズ味」がこの秋登場

  • クリスプ のりしおバター味
    商品・物販, 経済

    カルビー、「クリスプ のりしおバター味」発売 レアな“ホシ型クリスプ”も登場

  • 特別災害対策本部車(国土交通省)
    社会, 経済

    消防車も自衛隊車もNERVも! 防災車両がずらり「ぼうさいモーターショー2025…

  • トピックス

    1. 仕事をする妻が武器商人にしか見えない?とあるXユーザーの自宅の“秘密”が最高だった

      仕事をする妻が武器商人にしか見えない?とあるXユーザーの自宅の“秘密”が最高だった

      数え切れないほどの銃や剣が並ぶ部屋の中で、ノートパソコンに向かう1人の女性。クライム系映画の1シーン…
    2. 「クリームソーダみたいなオムライス」が爆誕 インパクト抜群の喫茶店風アレンジ

      「クリームソーダみたいなオムライス」が爆誕 インパクト抜群の喫茶店風アレンジ

      子どもから大人まで人気のメニュー「オムライス」を大胆にアレンジして見せたのは、Xユーザー・盛り塩さん…
    3. ガシャポンの魅力&世界観を全身で体感!「ガシャポンに超夢中展2025」内覧会レポ

      ガシャポンの魅力&世界観を全身で体感!「ガシャポンに超夢中展2025」内覧会レポ

      10月31日から11月2日までの3日間、池袋・サンシャインシティにて「ガシャポンに超夢中展2025」…

    編集部おすすめ

    1. 嵐・四宮社長が偽アカウント多発に注意喚起 「来年のツアー用新アカウントの予定もなし」

      嵐・四宮社長が偽アカウント多発で注意喚起 「来年のツアー用新アカウントの予定も現時点なし」

      人気グループ「嵐」の公式SNSをめぐり、偽アカウントの出現が相次いでいることを受け、所属する株式会社嵐の四宮隆史社長が11月4日、自身のX(…
    2. ヒャダイン氏おすすめ 「ブロッコリー×ごはんですよ×ねぎ油」レシピ作ってみた

      ヒャダイン氏おすすめ 「ブロッコリー×ごはんですよ×ねぎ油」レシピ作ってみた

      音楽クリエイターのヒャダイン(前山田健一)さんが、Xで紹介した超手軽レシピ。それは「ブロッコリーを桃屋『ごはんですよ』と『ねぎ油』で和えたら…
    3. カレーシチューに、フレンチサラダ、本当にまずかった脱脂粉乳他(2300円)

      昭和の“たのしい給食”が期間限定で復活 脱脂粉乳まで再現した「絶滅危惧食フェア」

      昭和50年代までの学校給食を忠実に再現した「絶滅危惧食フェア」が、11月7日~9日までの3日間、東京都八王子市にある「給食のおばさんカフェテ…
    4. まるで洗車機?「理想の風呂」イラスト動画がまさしく理想すぎる

      まるで洗車機?「理想の風呂」イラスト動画がまさしく理想すぎる

      お風呂に入るのが面倒な日、ありますよね。そんな気持ちに寄り添いながら「こうだったら最高!」という理想を描いたイラスト動画がXに投稿され、大き…
    5. 集英社、生成AIによる権利侵害へ厳正対応を表明 Sora2公開後の「類似映像大量発生」を受け

      集英社、生成AIによる権利侵害へ厳正対応を表明 Sora2公開後の「類似映像大量発生」を受け

      集英社は10月31日、生成AIを利用した権利侵害への対応について声明を発表しました。今秋、OpenAI社の生成AIサービス「Sora2」が公…
    Xバナー facebookバナー ネット詐欺特集バナー

    提携メディア

    Yahoo!JAPAN ミクシィ エキサイトニュース ニフティニュース infoseekニュース ライブドア LINEニュース ニコニコニュース Googleニュース スマートニュース グノシー ニュースパス dメニューニュース Apple ポッドキャスト Amazon アレクサ Amazon Music spotify・ポッドキャスト