雪が多く降る地域では道路脇に除雪された小さな雪山ができていることがあります。

 この雪山を大学の帰りに見つけて登りたい気分になったのは、X(Twitter)ユーザーのあろさわきしんさん。しかし、自分には「北国の義務教育」がしみついていると我慢。どうやら北国では、「路肩の雪山では絶対に遊ぶな」と小さい頃に習うようです。

 札幌生まれ札幌育ちのあろさわきしんさんに、今回投稿した「北国の義務教育」について詳しくうかがうと、特別に授業をやるわけではないものの、小学校の特に低学年の頃は担任の先生などからよく「危険だから登らないように!」と指導があったそうです。

 他にも冬になって雪が積もった時や冬休みに入る前のホームルームなどで、先生から注意喚起されていたのだとか。

 遊んではいけない理由としては、雪山によって道幅が車線1つ分ほど狭くなることもあり、死角も増えて交通事故のリスクが高くなるため。さらに雪山には自転車や木の枝などの硬いものが埋まっていたり、電線に接触するリスクがあったりと危険なので、子どもたちには遊ばないように指導することが多いといいます。

あろさわきしんさんの「北国の義務教育」の投稿

 とは言っても好奇心旺盛な子どもたち。今でも小学校の登下校の時間帯には、雪山で遊んでいる光景をしばしば見かけるそう。

 あろさわきしんさん自身も雪山に登って遊んでいるところを怒られた経験があり、「いつの時代も子どもにとって雪山は、アトラクションに見えてしまうのかもしれません」と苦笑い。この記事を見ている人は、くれぐれもマネをしないようにお願いします。

 「北国の義務教育」の投稿に集まったいいねの数は5万6000件超。大学の帰りに何気なくつぶやいた投稿が予想以上に注目され、「大変驚いた」そうです。雪の降る地域に遊びに来る際には、「公園など安全が確保された場所で存分に雪を楽しんでほしい」と最後語っていました。

<記事化協力>
あろさわきしんさん(@Arswkissing

(佐藤圭亮)