人間の想像力はとても豊かです。雲が食べ物に見えたり、星が動物に見えたり、ふくらはぎのアザが世界地図に見えたり。

 Xユーザーの「ふさ」さんが、ふくらはぎの毛を剃ったタイミングでなんとなくSNSに投稿した「世界地図」が話題を呼んでいます。

 ふささんが投稿したのは自身のふくらはぎを写した1枚。そこには薄茶色のアザが広がっているのですが……よく見ると世界地図に見えます。

真ん中の大きな痣がユーラシア大陸、下の大きな島がオーストラリア

 いわく「真ん中の大きな痣がユーラシア大陸、下の大きな島がオーストラリア」とのこと。実際の地図とは少し位置ズレがありますが、南半球だけを東に少しひねると、こんな感じになる気がします。

 ふささんが特に「きれいに再現されてる」と感じるのは、ユーラシア大陸アザの左端に位置する、タツノオトシゴの頭のような形。現実世界ではフィンランド、スウェーデン、ノルウェーがある「スカンジナビア半島」に見える、とのことです。見えます。

 ふささんがこのアザに気がついたのは小学生くらいのころ。当時周囲に見せていた世界地図を、今回、ふくらはぎの毛を剃った記念に内輪ノリで公開したところ、14万件を超すいいねを集める結果となりました。

 「きったねぇふくらはぎでここまでバズると思わなかった」と予想外のバズりに驚いているふささん。

 公開した世界地図には「ジオゲッサーできそう」「思ったよりユーラシア」「フラットアースならぬ、フットアース」といったコメントが寄せられているほか、ふささん同様に“なにかに見える”アザを公開する人も。

 「首筋にカレイが住んでいます」「手首に本州があります」「二の腕に八分音符があります」など、ふささんの投稿のリプライ欄はアザの博覧会といった様相を呈しています。

 ちなみにアザが世界地図に見えたり、雲が食べ物に見えたり、星座が動物に見えたりするのはパレイドリア現象と呼ばれるもの。

 形のないものに形を見出して盛り上がるのは、人の頭に刻まれた、太古からの娯楽なのかもしれませんね。

〈記事化協力〉
「ふさ」さん(@kumogakure_bai

(ヨシクラミク)