4月23日にTBS系列で放送された「マツコの知らない世界」で、今までに121回も舞踏会に参加したことがあるというクローネ・マキコさんが登場し、日本人でも行けるウィーンの舞踏会について紹介。舞踏会の参加条件や参加費など、ネット上では「本当に知らない世界だ」と、話題になりました。
舞踏会と言うと、中世ヨーロッパで貴族のたしなみとして行われていたイメージで、マツコ・デラックスさんが言っていたように「厳正なる審査があって、富裕層のご子息しかデビューできない」と勝手に思ってしまいがちですが、実は「ドレスコードさえ守っていれば気軽に参加できる」もののようです。
この日、“舞踏会の世界”を紹介したのは、ウィーンの舞踏会に、なんと121回も参加した日本人女性のクローネ・マキコさん。幼少期に「ベルサイユのばら」を読んで貴族文化・舞踏会に興味を持ち、1994年の銀行員時代にツテを頼ってチケットを入手し、夢だったウィーンの舞踏会に初参加。それ以来、東京からウィーンに通い続けて25年、約50回行き来しているとのこと。
番組では、そんなクローネ・マキコさんに密着し、世界遺産のホーフブルク宮殿で開催された舞踏会に、日本のテレビで初潜入しました。マキコさんは、パートナーの男性にエスコートされ舞踏会の会場に着くと、華やかなドレスを着用。男性はタキシードor燕尾服。女性はロングドレスが、ドレスコードとなっているそうです。ちなみに、この日、マキコさんが着ていたドレスは4万円のものとのこと。
舞踏会のメイン会場は、普段は観光客に公開されていない煌びやかな部屋で行われ、開始時間は夜9時半、終了時間は朝5時までとなっていました。マキコさん曰く、朝まで行われるのは「普通です」とのこと。舞踏会が始まると、まずこの日に社交界デビューする若い女性“デビュタント”が登場。その後、オーストリアの法務大臣などの来賓が入場し、運が良ければゲストで来場したハリウッドスターの紹介も……。
夜10時くらいからデビュタントがワルツを踊り始め、しばらくすると、「Alles Walzer!(皆さま、ワルツをどうぞ!)」という声とともに、来場者の舞踏会が始まりました。ちなみに、舞踏会はまったく踊らなくても大丈夫で、一流のオペラやバレエを堪能したり、お酒を楽しんだりすることができ、参加費は「149ユーロ(約2万円)」でした。この値段にネット上では「そんなもんなんだー」「私でも参加できるじゃんww」と、驚きの声が上がっていました。
舞踏会のVTRを見たマツコさんは「お酒を飲んで(食べ物も)ちょっとつまんで、踊りたくなったら踊って、みんなで会話を楽しむ……。」と語り、堅苦しくなく気軽に楽しめるという意味で「構造はクラブと一緒よね」と、結論付けていました。
なお、この番組の模様は4月30日まで、「TBS FREE」および、民放公式テレビポータル「TVer」にて視聴できます。
<出典・引用>
TBS「マツコの知らない世界」(4月23日放送)
※画像は番組HPのスクリーンショットです。
(佐藤圭亮)