おたくま経済新聞

ネットでの話題を中心に、商品レビューや独自コラム、取材記事など幅広く配信中!

続、子供の頃勘違いしていた言葉

update:

 「出不精」を「デブ症」など、子供の頃勝手に勘違いして理解していた言葉ってありませんか?

 以前ご紹介したことがある「子供の頃勘違いしていた言葉」という記事。紹介後、色々な方から「私はこんな言葉勘違いしていたよ」と声をかけていただきました。

  • 【関連:子供の頃勘違いしていた言葉】

     今回はそうして寄せられた声の中から、前回登場しなかった「子供の頃勘違いしていた言葉」をまとめてご紹介したいと思います。

    --第九=大工

    (誤)大工:大工さんを称える壮大な交響曲

    (正)第九:ベートーヴェンの交響曲第9番

    --顔が広い

    (誤)顔の大きさが広い人 (例:片桐はいり、ザブングル加藤)

    (正)多方面に知り合いが多くいる人

    --富士山=藤さん

    (誤)藤さん:「藤は美しいね」「藤今日綺麗だね」と色んな人が頻繁に褒め称えることから、余程有名な絶世の美女だと考えられている。なお「藤さん」とは芸能人の「藤あや子」ではないかと考えている子もいる。

    (正)富士山:静岡県と山梨県との間にまたがる山

    --首切り

    (誤)仕事上ミスを犯したサラリーマンが処せられる斬首刑

    (正)雇用主の一方的な判断または事情により労働者が雇用契約を解消されること

    --鷹狩り

    (誤)鷹を狩りに行くこと
    (誤)政治家・土井たか子(通称:おたかさん)を狩ること

    (正)訓練された鷹を使って狩猟をすること 鷹を扱う人間は「鷹匠」と呼ばれる

    --出不精=デブ症

    (誤)デブ症:太った人の病

    (正)出不精:外出を面倒がること

    --関東一円

    (誤)関東のお値段=1円
    頻繁にテレビなどで聞かれる「関東一円のお天気」は、「1円の価値しかない関東の天気を教えてやるよ」という、関東に対するお天気キャスターからの蔑みが込められた言葉

    (正)一般的に東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県が主な対象。ただし定義が曖昧なため、隣接する他の県が含まれることもある(茨城県、栃木県、群馬県は含まれたり含まれなかったりとどうでもいい扱いを受けている)

    --帰国子女

    (誤)海外生活を経て帰国した学齢期の女子(対義語:帰国男子)

    (正)海外生活を経て帰国した学齢期の子(類似語:帰国生徒)

    --鎖骨=左骨

    (誤)左骨:首の付け根あたりから左に繋がる骨(対義語:右骨)

    (正)鎖骨:首の付け根あたりから左右に繋がる骨

    --一時雨=一時飴

    (誤)一時雨:1時に雨が降ること
    (誤)一時飴:1時に飴が空から降ってくること

    (正)一時雨:雨が連続的に降り、その降っている時間が予報期間の1/4未満の場合。ちなみに「時々雨」は予報期間の1/2の場合。「のち雨」は予報期間前半が曇りで後半雨の場合。

    --初七日

    (誤)新婚初夜から7日目

    (正)故人がなくなってから7日目。この日には初七日法要が行われる

    --食中毒

    (誤)食べる事がやめられない病気 (連想元:ニコチン中毒)

    (正)有毒な物質・細菌を口から摂取したことにより起こる症状

    --五輪書

    (誤)オリンピックについて書かれた書物

    (正)宮本武蔵著と言われている書物。「地・水・火・風・空」全5巻からなる今や世界的ベストセラー

     今回執筆にあたり意見をまとめつつ思い返してみると、私もそういえば「第九」を「大工」だと勘違いしていたり、「初七日」を新婚初夜から7日目だと勘違いしていたり……。「初七日」については、「大人ってなんでそんなエッチなこと大々的に言うのかな」と少し気持ち悪い思いで感じていました。

     大人になって思い返すとちょっと恥ずかしいこの勘違い。皆さんにも何か一つぐらいはあるのでは?

    (文:宮崎美和子)

    あわせて読みたい関連記事
  • 「かき揚げ」を「牡蠣料理」と勘違い 来日5年の韓国人が語る日本語の難しさ
    インターネット, おもしろ

    「かき揚げ」を「牡蠣料理」と勘違い 来日5年の韓国人が語る日本語の難しさ

  • 「くーるーきっとくるー(来る きっと来る)」は聞き間違い
    エンタメ, 音楽・映像

    ホラー映画「リング」主題歌の「くーるーきっとくるー」は聞き間違い な……なんだっ…

  • 童謡「しゃぼんだま」の勘違いイラストがTwitterで反響。
    インターネット, おもしろ

    小さいころ勘違いしてたこと 童謡「しゃぼんだま」の勘違いイラストが反響

  • インターネット, おもしろ

    子供の頃の勘違いあるある 「源泉徴収」って温泉の税?

  • 社会, 雑学

    子供の頃勘違いしていた言葉

  • おたくま編集部Editor

    記事一覧

    おたくま経済新聞・編集部による監修or執筆

    ▼こちらのライターの最新記事▼

  • 欧州連合の旗(写真ACより)
    インターネット, 社会・物議

    EU、ネット上での児童性被害対策を強化 日本企業にも影響広がる可能性

  • ホロアースNPCに「事件に関係した実在人物想起」と指摘 運営が謝罪し削除対応
    ゲーム, ニュース・話題

    ホロアースNPCに「事件に関係した実在人物想起」と指摘 運営が謝罪し削除対応

  • ロッテ「雪見だいふく」が立体パズル化 メガハウスが11月下旬に新商品
    商品・物販, 経済

    ロッテ「雪見だいふく」が立体パズル化 メガハウスが11月下旬に新商品

  • 100tハンマー
    アニメ/マンガ, イベント・キャンペーン

    伝説のコンビを追体験 40周年「シティーハンター大原画展」上野で12月28日まで…

  • 韓国発の人気激辛「ブルダック」がじゃがりこに 1年4か月かけた再現度に注目
    商品・物販, 経済

    韓国発の人気激辛「ブルダック」がじゃがりこに 1年4か月かけた再現度に注目

  • 鈴木福×あの W 主演、「惡の華」が2026年4月にドラマ化 ディズニープラスで独占配信
    アニメ/マンガ, 放送・配信

    鈴木福×あの W 主演、「惡の華」が2026年4月にドラマ化 ディズニープラスで…

  • トピックス

    1. 善意の通報が“誤報”に変わるAI時代 女川町のクマ騒動が示した危険性

      善意の通報が“誤報”に変わるAI時代 女川町のクマ騒動が示した危険性

      宮城県女川町が11月26日、公式Xで発信した「クマ出没情報」が、後に「生成AIによるフェイク画像」に…
    2. 派手なピンクに「マヂでアゲ」……道端に突如現れた「ギャルすぎる工事看板」が話題

      派手なピンクに「マヂでアゲ」……道端に突如現れた「ギャルすぎる工事看板」が話題

      「とても茨城県」というつぶやきとともに、Xに投稿された一枚の写真。そこには、一般的な工事現場のイメー…
    3. この涙は懐かしさ……なのか? 展示「あの職員室」で特大感情を揺さぶられたレポート

      この涙は懐かしさ……なのか? 展示「あの職員室」で特大感情を揺さぶられたレポート

      学生時代、入りたくても入れない「聖域」のような場所だった職員室。その風景を再現し、自由に探索できる展…

    編集部おすすめ

    1. ホロアースNPCに「事件に関係した実在人物想起」と指摘 運営が謝罪し削除対応

      ホロアースNPCに「事件に関係した実在人物想起」と指摘 運営が謝罪し削除対応

      バーチャルタレント事務所「ホロライブプロダクション」を展開するカバー株式会社は公式Xにて11月25日、同社のバーチャル空間プロジェクト「ホロ…
    2. エビの代わりに「パイの実」投入!ロッテ公式が送るエビチリアレンジに目を疑う

      エビの代わりに「パイの実」投入!ロッテ公式が送るエビチリアレンジに目を疑う

      ロッテは自社商品の各ブランドサイトで、アレンジレシピを公開しています。その中に「パイの実」をエビチリソースと卵で炒め合わせた「チリ玉パイの実…
    3. 100tハンマー

      伝説のコンビを追体験 40周年「シティーハンター大原画展」上野で12月28日まで開催

      「シティーハンター」連載開始40周年を記念した原画展「シティーハンター大原画展~FOREVER, CITY HUNTER!!~」が、11月2…
    4. 宝塚・宙組特別メニューから“酢”消える 「酢が退団?」とSNSざわつく

      宝塚・宙組特別メニューから“酢”消える 「酢が退団?」とSNSざわつく

      11月22日午前、X(旧Twitter)のトレンドに「宙組公演特別メニュー」が一時浮上し、ファンの間で大きな話題となりました。きっかけとなっ…
    5. ミラノで開催「IQOS Curious X Sensorium Worlds」現地取材 五感に響いたIQOSの“世界観”

      ミラノで開催IQOS X SELETTI「Sensorium Worlds」現地取材 五感に響いたIQOSの“世界観”

      フィリップ モリスが、イタリアでイベント「Sensorium Worlds」を開催。今回は、この壮大なイベントの模様とともに「IQOS To…
    Xバナー facebookバナー ネット詐欺特集バナー

    提携メディア

    Yahoo!JAPAN ミクシィ エキサイトニュース ニフティニュース infoseekニュース ライブドア LINEニュース ニコニコニュース Googleニュース スマートニュース グノシー ニュースパス dメニューニュース Apple ポッドキャスト Amazon アレクサ Amazon Music spotify・ポッドキャスト