東京都狛江市にある機楽株式会社(代表取締役 石渡昌太)が、名刺サイズコンピュータRaspberry Pi(ラズベリーパイ)にあわせ設計した人型ロボットキット「ラピロ(RAPIRO)」を開発。
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そして現在商品化に向けて、海外の有名クラウドファンディングサイト「キックスターター」を通じ支援募金を開始している。
海外での反響は強く、日本時間20日17時の開始からわずか12時間で目標金額20,000ポンド(約300万円)の半分、10,000ポンド(約150万円)を達成。記者が本稿を執筆している日本時間21日10時半時点では更に14,000ポンドを超えており早ければ開始から24時間以内には目標金額が達成されるものと見られている。
人型ロボットキット「ラピロ(RAPIRO)」は、組み立てやすさと低価格を実現したロボットキット。
ラピロ(RAPIRO)の名前の由来は、RAspberry PI RObot 。
その名の通り、今話題のRaspberry Pi(別売) を頭部に組み込めるよう設計されており、2013年に発売され人気で品薄状態のRaspberry Piカメラモジュールにも対応した設計になっている。
全身12個のサーボモータ(12関節)とその制御基板(Arduino互換)が付属。2足歩行したり、手で道具を持ったりすることも可能。
ラピロは町工場などの中小企業とのコラボレーションによって開発され、試作機の造形には話題の3Dプリンタを使用して制作されている。
ラピロの頭部に名刺サイズコンピュータRaspberry Pi(ラズベリーパイ)を組み込むことで、ラピロはインターネットに接続したり、音声認識で言葉を理解したり、画像認識で人の顔を覚えたりできるようになる。
これまでOSを搭載できる2足歩行ロボットというと研究用で30~100万円もしていたが、ラピロの場合には、別売りのRaspberry Piを含めても5万円以下で自作できるようになっている。
Facebook: http://www.facebook.com/project.rapiro
Youtube: https://www.youtube.com/watch?v=AQynsVZx5Pk
Webサイト: http://www.rapiro.com
クラウドファンディングサイト「キックスターター」【海外サイトです】:http://www.kickstarter.com/projects/shota/rapiro-the-humanoid-robot-kit-for-your-raspberry-p
(文:栗田まり子)