太陽に巨大UFO? 太陽観測衛星『SOHO』が7月21日にとらえた写真に、UFOの形をした巨大発光体が写っていたとして、世のオカルト好きの間で話題となっております。

 SOHOは欧州宇宙機関 (ESA) とアメリカ航空宇宙局 (NASA)が開発し、太陽観測を目的に運用しているもの。公式サイトでは、定時に撮影された写真が毎日公開されています。
噂を確かめるべく見に行ってみると、7月21日01:00の写真に確かに、UFOっぽい形をした発光体が確認できます。

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EIT 171(ブルー)

 何かの自然現象で偶然こういう形ができたものと思われますが、ネットでは「ついにヤツがきたか…」「太陽からエネルギーチャージしてるみたいに見える」といった意見もあれば、「地球よりでかい」「木星二個分」という冷静な意見も見られ盛り上がっていました。

 ま、今回のUFO騒動も単なる偶然の産物かと思われますが、1点気になることも。公開されているSOHOの画像は、EIT 171(ブルー)、EIT 195(グリーン)、EIT 284(イエロー)、EIT 304(レッド)とあり、それぞれ1日2回、時間を変えて撮影されているようです。

 見出しで紹介したブルーの太陽はEIT 171(ブルー)の01:00のもの。
同時刻のものを他の色で確認してみると、EIT 195(グリーン)の01:11及び、EIT 304(レッド)の01:17の写真には、EIT 171(ブルー)の写真と同じ位置に何かが光っているのが確認できます。

EIT 195(グリーン) EIT 304(レッド)

しかしEIT 284(イエロー)の01:05の写真には、ただ黒いばかりで何も写っていませんでした。7月9日までのデータをさかのぼって確認しましたが、何も写っていないのはこれ1枚だけ。
ただ24日01:06の写真は太陽が半分隠れる形で写っているので、何かカメラトラブルが発生しているのかもしれません。

EIT 284(イエロー) EIT 284(イエロー)

参考:
SOHO(Solar and Heliospheric Observatory)サイト