おたくま経済新聞

ネットでの話題を中心に、商品レビューや独自コラム、取材記事など幅広く配信中!

【ミリタリー魂】第57戦 サバゲーの勘違い

ミリタリーな話題をマニア目線でお届けしている、鉄砲蔵の「ミリタリー魂」。最近はエアーガンや迷彩服など、サバイバルゲーム。ミリタリー産業の業績が伸びているとのデーターもネット上で見かけるようになりました。そんな中、新規参入した人の中にはエアーガンや装備の知識について勘違いされている方をみかける様になりました。今回はサバゲー中に見かけた勘違いを指摘します。

【関連:【ミリタリー魂】第56戦 屋内サバゲーフィールドASOBIBA秋葉原店に突撃】

・エアーガンの射程は30m~40m
エアーガンの射程が40m、つまり40m先の人間大に命中するというと、現在合法的に売られているエアーガンの1.5倍~2倍の発射パワーを必要とします。2006年初めの銃刀法改正以前は銃を改造してそういう銃にする人もおり、持ち主はその銃で10m未満の距離で撃ち合っては危険だからとパワーの弱い拳銃と一緒にゲームに持ち込んでいました。

実際、現在売られている銃の性能は、僕の場合は15m先のA4版コピー紙に当てられる位の性能で、確実に人間大に命中できる距離は20m程。僕はなるべくその距離で撃ち合う様にしています。

路線バス

距離の目安として提案したいのは町中でよく見かける路線バス。iPhoneの距離計アプリによるとこれの長さが10m程。大体これを二つ縦に並べた位の距離で撃ち合うように心がければ当たりやすいでしょう。

距離測量アプリ画面

あくまで僕の経験則ですが、自分と敵の間に障害物が多かったり敵のそばに櫓など巨大な物があったりすると見かけ上の距離は遠く見えます。見た目の距離感はあまりアテにならないため、なあるべく何かの距離計を使うようにしています。

・ブーツの紐を締めていない。
あともう一つ、サバゲーには多くの場合、ブーツを履いてゲームに臨みますが、フィールド上で紐を上まで締めず、写真のように緩めたまま走り回っている方をよく見かけます。本来兵士がブーツを履いているのは足首が無理な方向に回って捻挫することがなくなるように、厚めの革で足首を覆って抵抗をかけようとの配慮からです。
ブーツの裏も砂利道や泥の道に適したザックリしたデザインで、スニーカーよりサバゲー向けとなります。

紐を締めていないブーツ
ブーツの裏

僕自身もサバイバルゲームを始めたばかりの23歳の頃、参加者の自衛官に注意され、以来ずっと守っています。おかげで最近の新人のように捻挫することはありませんでした。
あと、3万円前後の海外製ブーツより日本の作業着屋において7千円前後で購入した作業ブーツの方が僕の足には合っている様に思えます。特に○○軍の靴でサバゲーしたい、とのこだわりのない人は、なるべく日本人向けに作られた作業ブーツをお勧めです。

今回はサバゲーで注意すべき点の中で、有料サバゲー場のゲーム前の注意に補足する形で記事にまとめました。
最近はサバゲー人口が増え、初めての人を見かけないサバゲーがないほどに流行り出しました。
正しい知識で安全にサバゲーしましょう。

(文:鉄砲蔵)

あわせて読みたい関連記事
  • 童心くすぐる「アンブレラホルスター」
    インターネット, おもしろ

    童心くすぐる「アンブレラホルスター」に二度見不可避 傘の先端に注意が行きやすくな…

  • コブラのコスプレが決まっているサチエさん(宮崎県日向市 サバイバルゲームフィールド 喜三郎!さん提供)
    インターネット, おもしろ

    宮崎のサバゲーフィールド名物オーナー「コブラ」コスプレにただよう大物感

  • これは捕捉不可避。サバゲ―おじさんが装着した「高級ラグジュアリープレートキャリア」。
    インターネット, おもしろ

    これは捕捉不可避 サバゲ―おじさんが装備した「高級ラグジュアリープレートキャリア…

  • 「サバゲー始めた時と今」 手作り装備の劇的進化にビックリ
    インターネット, びっくり・驚き

    「サバゲー始めた時と今」 手作り装備の劇的進化にビックリ

  • 手作り戦車の「機甲戦」サバイバルゲーム(機甲師団長さん提供)
    インターネット, びっくり・驚き

    気分はリアル戦車道 手作り戦車でのサバイバルゲーム

  • 「やってもうたー!」やぐらに取り残された脚立に悲痛な叫び
    インターネット, おもしろ

    やってもうたー! やぐらに取り残された脚立に悲痛な叫び

  • 宇宙・航空

    オーストリア陸軍 戦闘服に迷彩が復活

  • 宇宙・航空

    日本初のVR射撃場が誕生 銃の反動も再現してるってよおぉぉ!

  • 社会, 雑学

    現代版ハイブリッド義足がカッコいい!サイボーグサバゲーマーに聞く義足までの道のり…

  • ミリタリー魂, 宇宙・航空

    年越しにそばと弾。大晦日だよサバゲーレポート

  • おたくま編集部Editor

    記事一覧

    おたくま経済新聞・編集部による監修or執筆

    ▼こちらのライターの最新記事▼

  • 毛玉とるとる Pro(KC-NW825)
    商品・物販, 経済

    ストッキングやタイツも可の毛玉取り器誕生 マクセルイズミ「毛玉とるとる Pro」…

  • キヤノンの名機が「ガシャポン」で復活 歴代カメラ5種を精密ミニチュア化
    商品・物販, 経済

    キヤノンの名機が「ガシャポン」で復活 歴代カメラ5種を精密ミニチュア化

  • 時事通信、男性カメラマンを厳重注意 生配信中に「支持率下げてやる」発言
    社会, 経済

    時事通信、男性カメラマンを厳重注意 生配信中に「支持率下げてやる」発言

  • ゴロっとチキンのカレーナポ
    商品・物販, 経済

    パンチョ初の人気投票1位「カレーナポ」が進化 期間限定で復刻登場

  • 山崎賢人さんと坂口憲二さん(※山崎賢人さんの崎の字は正しくは「たつさき」です)
    イベント・キャンペーン, 経済

    サントリー生ビール新CMメイキング公開 山崎賢人ら“生ひげ”姿で掛け合い

  • なか卯に「黒トリュフ薫る きのこ親子丼」が期間限定で発売
    商品・物販, 経済

    なか卯に「黒トリュフ薫る きのこ親子丼」が期間限定で発売

  • トピックス

    1. 丸山製麺が「ラーメン大好き小泉さん」とコラボ!小麦麺使用の新感覚「らーめん缶」を実食

      丸山製麺が「ラーメン大好き小泉さん」とコラボ!小麦麺使用の新感覚「らーめん缶」を実食

      丸山製麺が10月6日から、人気ラーメン漫画「ラーメン大好き小泉さん」とコラボした「らーめん缶」を、東…
    2. これでもう怒られずにすむ? 息子が作った「ママの攻略本」の実力は

      これでもう怒られずにすむ? 息子が作った「ママの攻略本」の実力は

      親に怒られてしまった子どもが、その後に取る態度はさまざまです。落ち込む子もいれば、しっかり反省する子…
    3. 警告ポップアップで強引に広告誘導 悪質業者が仕掛ける正規サービスを悪用した罠

      警告ポップアップで強引に広告誘導 悪質業者が仕掛ける正規サービスを悪用した罠

      インターネットを使っていると、ふとした瞬間に現れる「警告ポップアップ」。 近ごろでは「サポート詐欺」…

    編集部おすすめ

    1. 毛玉とるとる Pro(KC-NW825)

      ストッキングやタイツも可の毛玉取り器誕生 マクセルイズミ「毛玉とるとる Pro」を発売

      マクセルイズミ株式会社は、ストッキングやタイツなどの繊細な衣類にも対応する毛玉取り器の新モデル、「毛玉とるとる Pro(KC-NW825)」…
    2. キヤノンの名機が「ガシャポン」で復活 歴代カメラ5種を精密ミニチュア化

      キヤノンの名機が「ガシャポン」で復活 歴代カメラ5種を精密ミニチュア化

      キヤノンが、バンダイの「ガシャポン」とコラボレーション。歴代のカメラとレンズをミニチュア化した「Canon ミニチュアカメラコレクション」を…
    3. 時事通信、男性カメラマンを厳重注意 生配信中に「支持率下げてやる」発言

      時事通信、男性カメラマンを厳重注意 生配信中に「支持率下げてやる」発言

      時事通信社は10月9日、自民党本部での取材中に「支持率下げてやる」などと発言した本社映像センター写真部の男性カメラマンを厳重注意したと発表し…
    4. 「ちいかわの世界に行きたい」ファン、考えた末に鎧さん化 再現度がガチすぎた

      「ちいかわの世界に行きたい」ファン、考えた末に鎧さん化 再現度がガチすぎた

      言わずと知れた人気コンテンツ「ちいかわ」。かわいくもハードなあの作品世界に入っていきたいと願う人は多いはず。筆者もその1人です。しかし二頭身…
    5. ネカフェの個室に不気味なトランプが……Xユーザーの“恐怖体験”に17万いいね

      ネカフェの個室に不気味なトランプが……Xユーザーの“恐怖体験”に17万いいね

      キーボードに差し込まれたトランプのジョーカーと、その裏に書かれた「げぇむすたあと」の文字。Xユーザーの「たーけ」さんが、たまたま入ったネット…
    Xバナー facebookバナー ネット詐欺特集バナー

    提携メディア

    Yahoo!JAPAN ミクシィ エキサイトニュース ニフティニュース infoseekニュース ライブドア LINEニュース ニコニコニュース Googleニュース スマートニュース グノシー ニュースパス dメニューニュース Apple ポッドキャスト Amazon アレクサ Amazon Music spotify・ポッドキャスト