おたくま経済新聞

ネットでの話題を中心に、商品レビューや独自コラム、取材記事など幅広く配信中!

鹿児島県の新キャラが「イケベア」すぎて捕食された人続出

「捕食されたい…」そんな女子が急増中の、クマをモチーフにした鹿児島県の新キャラクターが話題です。 Twitterでは「イケベアすぎる」と騒がれ投稿によっては9千超えてRTされていましたが、なにせ新キャラ故にその名前も、何者かも分かっていませんでした。

分かっているのは、ぐりぶーファミリーと呼ばれる鹿児島県のPRキャラクターが一緒にいることと、ただただ立ち姿が格好いい!ということだけ。
ネットでは「サザエさん家にゴルゴ13が来た、みたいな親和性の無さ」と表現する方も。うん、それ分かる。

  • 【関連:未確認生物「イッシー」から最新パワースポットまで南九州のミステリースポット探訪記】

    鹿児島県の新キャラが「イケベア」すぎ

    ■一体このクマは何者?

    Twitterで拡散された写真の背景からみるに、何らかの記者発表の席で撮られたものと分かりました。 そこで背後の見切れた番組名から探ってみると、話題になっているイケベアの写真は、「ぐりぶーファミリー」主演の新ドラマ「ぐりぶーファミリー物語」の制作発表の席のもよう。

    この番組は2年前に制作された、ゆるキャラ主演なのに何故かドロドロの三角関係を描いたトレンディドラマ「ぐりぶー物語」に続く第2弾。

    第1弾では、県内の総勢83キャラクターが出演し、他ゆるキャラとの三角関係あり、痴情のもつれあり、最後はハッピーエンドなんだけれども何故かベッドシーンまで放送しちゃったという、ゆるキャラ界切っての問題作。

    第1弾はぐりぶー公式サイトから現在でも見ることができ、東京ではMXにて毎週木曜夜8時から絶賛放送中となっている作品です。

    話題になっている「イケベア」は、その第2弾で登場する新キャラクターのもよう。もう、何がなんだか分からないので、写真を投稿された方に直接お話を伺ってみたところ、シリーズ監督をつとめる外山雄大氏につながることができました。そこで突撃電話インタビューで直接質問をぶつけてみましたよ!

    違和感しかない

    ■イケベアは某人気クマキャラがモチーフ

    ちなみにこの外山監督。鹿児島県のご当地ヒーロー『薩摩剣士隼人』の特撮テレビドラマも手がける人物。ぐりぶードラマも第1弾から携わっています。

    ネットで「イケベア」と呼ばれている、このイケメンクマについて聞いてみると「ブラックベアー」という名前だそうです。

    カメラ目線が決まってます

    そして誕生のきっかけが、潔くも清々しい理由。

    「ハッキリ言えませんが、全国区で人気の某クマのキャラクターを意識してみました」とさらり。

    まさかのほっぺが赤いあのクマを意識したものだったとは。とはいえ、デザインは全く違うので、意識したというだけなのですが、おまけがあって今後ブラックベアーの仲間として3匹のダンスが得意な犬も登場するそうです。あれ?たしか近い県に3匹の踊れる犬のゆるキャラがいたような? 気のせいということにしておきましょう。

    イケベアすぎます

    ■第2弾はホームドラマになるはず……

    一応新番組のお話も伺ってみました。第1弾では恋愛から結婚までを描くトレンディドラマ路線だったため、第2弾では新しく生まれた家族を中心に描く「ホームドラマ」になるそうです。でも「ホームドラマ」と言ってるだけで、「心温まる」とは言ってないところにビシビシ何かを感じます。

    そして今回話題になったイケベアことブラックベアーは、今後ぐりぶーの前に立ちふさがる強敵になります。若干のアクションやハードボイルドな路線も含まれるもよう。
    ちなみに本筋は、仕事に没頭するぐりぶー(県の観光PR課長)に子ども達の不満が爆発し、バラバラになった家族の絆を取り戻していく物語。
    これで「ホームドラマ」としれっと言い切る外山監督が私は全く信用できません。やっぱり絶対この人何かやらかすと思う。

    飛べます飛べます

    なお、第2弾「ぐりぶーファミリー物語」は1月9日にKKB鹿児島放送で放送開始。その後数週間おいてYouTubeで動画配信されます。東京では2~3ヶ月おくれでMXにて、現在放送中の枠で放送予定だそうです。

    ブラックベアーが今後どう活躍していくかは全く分かりませんが、とにかくこのドラマ自体ただではすまない予感しかありません。もしかしたら全国区に来年あたりなっているかも?今後の活躍に色んな意味で期待です!

    (文:宮崎美和子)

    あわせて読みたい関連記事
  • 鹿児島県十島村、報道機関に取材配慮を要請 地震頻発で住民疲弊の声
    社会, 経済

    鹿児島県十島村、報道機関に取材配慮を要請 地震頻発で住民疲弊の声

  • 国歌「君が代」発祥の地が鹿児島・薩摩川内にあるらしい 大宮神社参拝レポ
    コラム, 雑学

    国歌「君が代」発祥の地が鹿児島・薩摩川内にあるらしい 大宮神社参拝レポ

  • 鹿児島・仙厳園の「猫神社」が遷座 新たな鎮座地を参拝してきた
    コラム, 雑学

    鹿児島・仙厳園の「猫神社」が遷座 新たな鎮座地を参拝してきた

  • 鹿児島名物「南国白くま」がファミマのフラッペに!鹿児島県民がガチレビュー
    グルメ, 食レポ

    鹿児島名物「南国白くま」がファミマのフラッペに!鹿児島県民がガチレビュー

  • 和紙灯篭
    季節・行事, 雑学

    7月開催なのに「六月灯」?鹿児島の夏の風物詩「ロッガッドー」とは

  • ソフトクリームの上にまぐろがドーン!見た目強すぎな鹿児島スイーツが気になる
    グルメ, 商品・サービス

    ソフトクリームの上にまぐろがドーン!見た目強すぎな鹿児島スイーツが気になる

  • 甘口醤油とアイスが相性抜群 鹿児島の老舗が作る直売限定の"醤油アイス"に注目
    グルメ, 食レポ

    鹿児島県の激レアアイス サクラカネヨ「醤油アイス」は醤油とアイスの相性抜群

  • 話題の桜島噴火予報アプリ「へがふっど」を純鹿児島人が使ってみた
    インターネット, サービス・テクノロジー

    話題の桜島噴火予報アプリ「へがふっど!」を純鹿児島人が使ってみた

  • 他県民に必ず驚かれる薩摩の食文化「鶏刺し」の魅力を鹿児島人が語ってみっど
    グルメ, 食レポ

    鹿児島人にとっては日常 他県民には必ず驚愕される薩摩の食文化「鶏刺し」

  • 鹿児島にパリピ気分を味わえるそうめん流し器があるらしい 真相を確かめてきた
    グルメ, 食レポ

    鹿児島に「パリピそうめん流し」があるらしい ウワサを確かめてきた

  • おたくま編集部Editor

    記事一覧

    おたくま経済新聞・編集部による監修or執筆

    ▼こちらのライターの最新記事▼

  • 毛玉とるとる Pro(KC-NW825)
    商品・物販, 経済

    ストッキングやタイツも可の毛玉取り器誕生 マクセルイズミ「毛玉とるとる Pro」…

  • キヤノンの名機が「ガシャポン」で復活 歴代カメラ5種を精密ミニチュア化
    商品・物販, 経済

    キヤノンの名機が「ガシャポン」で復活 歴代カメラ5種を精密ミニチュア化

  • 時事通信、男性カメラマンを厳重注意 生配信中に「支持率下げてやる」発言
    社会, 経済

    時事通信、男性カメラマンを厳重注意 生配信中に「支持率下げてやる」発言

  • ゴロっとチキンのカレーナポ
    商品・物販, 経済

    パンチョ初の人気投票1位「カレーナポ」が進化 期間限定で復刻登場

  • 山崎賢人さんと坂口憲二さん(※山崎賢人さんの崎の字は正しくは「たつさき」です)
    イベント・キャンペーン, 経済

    サントリー生ビール新CMメイキング公開 山崎賢人ら“生ひげ”姿で掛け合い

  • なか卯に「黒トリュフ薫る きのこ親子丼」が期間限定で発売
    商品・物販, 経済

    なか卯に「黒トリュフ薫る きのこ親子丼」が期間限定で発売

  • トピックス

    1. 丸山製麺が「ラーメン大好き小泉さん」とコラボ!小麦麺使用の新感覚「らーめん缶」を実食

      丸山製麺が「ラーメン大好き小泉さん」とコラボ!小麦麺使用の新感覚「らーめん缶」を実食

      丸山製麺が10月6日から、人気ラーメン漫画「ラーメン大好き小泉さん」とコラボした「らーめん缶」を、東…
    2. これでもう怒られずにすむ? 息子が作った「ママの攻略本」の実力は

      これでもう怒られずにすむ? 息子が作った「ママの攻略本」の実力は

      親に怒られてしまった子どもが、その後に取る態度はさまざまです。落ち込む子もいれば、しっかり反省する子…
    3. 警告ポップアップで強引に広告誘導 悪質業者が仕掛ける正規サービスを悪用した罠

      警告ポップアップで強引に広告誘導 悪質業者が仕掛ける正規サービスを悪用した罠

      インターネットを使っていると、ふとした瞬間に現れる「警告ポップアップ」。 近ごろでは「サポート詐欺」…

    編集部おすすめ

    1. 毛玉とるとる Pro(KC-NW825)

      ストッキングやタイツも可の毛玉取り器誕生 マクセルイズミ「毛玉とるとる Pro」を発売

      マクセルイズミ株式会社は、ストッキングやタイツなどの繊細な衣類にも対応する毛玉取り器の新モデル、「毛玉とるとる Pro(KC-NW825)」…
    2. キヤノンの名機が「ガシャポン」で復活 歴代カメラ5種を精密ミニチュア化

      キヤノンの名機が「ガシャポン」で復活 歴代カメラ5種を精密ミニチュア化

      キヤノンが、バンダイの「ガシャポン」とコラボレーション。歴代のカメラとレンズをミニチュア化した「Canon ミニチュアカメラコレクション」を…
    3. 時事通信、男性カメラマンを厳重注意 生配信中に「支持率下げてやる」発言

      時事通信、男性カメラマンを厳重注意 生配信中に「支持率下げてやる」発言

      時事通信社は10月9日、自民党本部での取材中に「支持率下げてやる」などと発言した本社映像センター写真部の男性カメラマンを厳重注意したと発表し…
    4. 「ちいかわの世界に行きたい」ファン、考えた末に鎧さん化 再現度がガチすぎた

      「ちいかわの世界に行きたい」ファン、考えた末に鎧さん化 再現度がガチすぎた

      言わずと知れた人気コンテンツ「ちいかわ」。かわいくもハードなあの作品世界に入っていきたいと願う人は多いはず。筆者もその1人です。しかし二頭身…
    5. ネカフェの個室に不気味なトランプが……Xユーザーの“恐怖体験”に17万いいね

      ネカフェの個室に不気味なトランプが……Xユーザーの“恐怖体験”に17万いいね

      キーボードに差し込まれたトランプのジョーカーと、その裏に書かれた「げぇむすたあと」の文字。Xユーザーの「たーけ」さんが、たまたま入ったネット…
    Xバナー facebookバナー ネット詐欺特集バナー

    提携メディア

    Yahoo!JAPAN ミクシィ エキサイトニュース ニフティニュース infoseekニュース ライブドア LINEニュース ニコニコニュース Googleニュース スマートニュース グノシー ニュースパス dメニューニュース Apple ポッドキャスト Amazon アレクサ Amazon Music spotify・ポッドキャスト